Kalbe Farma Tbk. (KLBF.JK) 配当が出ました –インドネシア最大の製薬会社

Kalbe Farma Tbk. (KLBF.JK)、カルベ ファルマの、2013本決算の配当が出ました。

この会社も、マレーシアの企業所有の理由と同じく、ここ数年の、資金を現金化、あるいは、

  1. 日本以外の資産に振り分ける
  2. 小型で成長しそうな企業、または国に振り分ける
  3. 安定で好業績の強い企業に振り分ける

の戦略変更に合わせて購入したものです。

インドネシアは、
SBI証券 インドネシア株式のページのように、人口が多く、人口ピラミッドも今後はまだまだ増えていく形をしていますので、人口に応じてGDPが成長していくことが予想されます。国の成長に合わせて株式などの証券を所有していくのは、昭和の高度成長期を経験した私どもにとっては、実感がある有効な投資戦術だと思われます。

ちなみに、昭和の頃の日本は、資本移動も制限されていましたし、株を買うにも年収に対して高い状況でした。今、日本国が成長して、資本移動も自由にでき、他の発展途上国に対して国力の違いもあるため、その国の人が所得的になかなか自国株を所有できない状況の中、我々が他国の証券を所有できるのは非常に有利な状況です。
こんな状況をうまく利用して、成長する国の証券を早めに所有しておくのは良い戦略だと思います。

下記に、4つの国(インドネシア、日本、中国、米国)の人口動態のグラフを
挙げました。
インドネシアは釣鐘状のピラミッドを持つ若い国です。
なお、米国も人口ピラミッドはバランスよく、今後も人口は適正に伸びていくことが予想されていますね。





参照:http://populationpyramid.net/

では、カルベ ファルマ社の話に戻ります。

業績は、ここ数年売上、各種利益共に、15%前後で成長しており、最大手・業界ナンバーワンということもあり安定した業績が期待できます。

事業の内容・ポートフォリオも、
http://indonesia.asean-kabu.com/klbf-2m.html
のように、多角化しており消費財全般を扱っていますので、当面は大丈夫なような気がします。

なお、インドネシア株のデメリットとして、

  • 当然にカントリーリスクがあること
  • ジャカルタ証券取引所の流動性が低いこと
  • 証券売買の手数料が高いこと
を挙げておきます。

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もりかずお
もりかずお代表