American Eagle Outfitters, Inc. (AEO) 銘柄紹介2 --米国のアパレル小売業者。財務内容をみてみましょう。ヽ(^o^)丿

連続になりますが、アメリカンイーグルアウトフィッターズ、American Eagle Outfitters, Inc. (AEO)の財務内容の話になります。
今回は、ここ3カ年の財務諸表の推移を見ていきましょう。ヽ(^o^)丿
なお、アメリカンイーグルアウトフィッターズの決算期は、1月末となります。

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まずは、収益性から。

ここ3期をみると・・・。売上は上げているように見えます。ただ、前回もお伝えいましたが、業績は現時点ではかなり苦戦状態です。しかしながら、2016期は利益率が少し上がっている状況です。

EPSは一進一退ですね。成長性という観点ではなかなか投資しづらいところだと思います。その代わり配当がいい!!

資本に対しての業績です。2016期は、「魅力ある品揃えとマーケティング戦略が客足増加と新たな顧客獲得につながった。値下げによる販促を減らし在庫を抑えることで、利益率が改善」と、大幅な増益となっています。

足元の短期資金の安全性はかなり下がってきています。危険領域に近いです。

次は、長期資金の話です。この指標は、資産が、負債などででどれくらいカバーされているかの指標なので、100%を超えるほうが良いです。しかしながら、固定比率、長期固定適合率は100%切っており、長期の資産が、長期的な自己資本や長期の他人資本以外で賄われていることを示しています。かなり悪い数字ですが、出店数で成長していく業態ですから、この悪い数字も少し割り引いて上げないといけません。

財務の状況ですが、2016期(1月末)は収益面で大きく業績を改善させましたが、会社の安全性を計る指標はかなり悪化しています。

投資判断は難しい銘柄です。

なお、一株配当は回復傾向で、数年単位で見ると増配傾向です。配当利回りも現時点で3.24%と高配当ですので、高配当銘柄としては対象としてもよいのではないでしょうか。

この記事のまとめ:

  • アメリカンイーグルアウトフィッターズは若者向けの服を売る小売業者
  • ここ数年は成長性は乏しいが前年は好調
  • 高配当銘柄
  • 短期資金の当座比率はかなり悪い
  • 長期資金の調達具合も悪い数字が見られる