銘柄の選び方と投資法とのマッチングのさせ方 第3回 --時価総額11位から15位の銘柄を見てみます。GSK、2628.HK、PG、BRK.B、1557

私の投資法の変遷は、過去の記事「バリュー株投資、成長株投資、ファンダメンタルズ投資、さらにインデックス投資だったり個別株だったり --投資の流儀は色々あるけれど・・・」でも書いていますが、
①黎明期、初心者の頃
②純粋割安株投資の頃
③成長株投資の頃
④成長株を割安に購入しようとする試みの頃
⑤配当利回りも重視し始めた頃
⑥インデックス投資
のように紆余曲折してきましたので、今保有している銘柄もその時々の戦略によって購入したものです。

第3回目の今回は、時価総額11位から15位の銘柄です。

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グラクソ スミスクライン ADR(GSK NYSE)

すみません、この会社はつい最近、売ってしまいました。
グラクソ・スミスクライン社は医薬品メーカーで高配当銘柄で名が通っているイギリスの会社です。ニューヨークにはADRで上場しています。
医薬品メーカーの上位に入るのですが、新薬開発でやや遅れを取っているので、株価も低迷している状況です。高配当を出すことによって、株価を維持している感じでしょうか。

この銘柄を購入した戦略は、「⑤配当利回りも重視し始めた頃」ですね。配当利回りは5%を超えています。

売った理由は、それほど大きな話ではないのですが、自分のポートフォリオをリバランスしたかったからです。この代わりに日本株を購入しています。

中国人寿保険 (シーエルアイシー)

中国人寿保険は中国の生命保険会社です。15年くらい前に購入しました。

15年前では、まだ中国の保険市場が未熟で大きな市場のパイが残されていると見られていましたので、購入しました。購入戦略は、「③成長株投資の頃」ですね。

株価は一時期、買値から5倍位になっていましたが、今は4倍位で落ち着いています。配当利回りは1%位となっています。

プロクター & ギャンブル(PG NYSE)

プロクター・アンド・ギャンブル社は、皆さんご存知ですね。日用品のメーカーさんです。長い間成長をしていて、さらにさらに、60年以上連続増配はしている驚異の企業です。配当貴族銘柄ですね。

この企業の購入動機はやはり、「⑤配当利回りも重視し始めた頃」になります。

高配当銘柄は、利益を配当で吐き出してしまいますので、基本的にはEPSの成長が鈍る、つまり株価は上がらないことになります。
6年ほど前から買い始め、50%ほどの利益となっています。

バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)

バークシャー・ハサウェイ社は投資をやっている方には言わずとしれた、ウォーレン・バフェットさん率いる持株会社です。ウォーレン・バフェットさんは、米国で2番目の資産持ちですね。

購入戦略はもちろん、「③成長株投資の頃」となりますが、数回に分けて購入しており、暴落時に買っているため、「④成長株を割安に購入しようとする試みの頃」の戦略も適用しています。
ある意味、バフェットさんの投資法に近いところもある投資戦略で、その投資戦略でバークシャー・ハサウェイを買うというのも良いものですね。

6年位で倍になっています。72のルールでざっくり利回りを計算すると、12%くらいで、驚異的な成長率となっています。

SPDR S&P500 ETF(1557)

1557は、S&P500が東京証券取引所に上場しているバージョンです。この銘柄は、まあたまに日本円が余った時で、S&P500 ETFを買いたくなった時に、適当に買っています。日本円で定額から購入できるのが良いですね。

投資戦略は、「⑥インデックス投資」ですね。このころから、インデックス投資の銘柄を増やしています。

一番古く購入したのが4年ほど前ですが、70%くらいの利益となっています。

次回第4回は、16位から20位までの銘柄を見ていきます。
次は、以下の持ち株を説明します。

スリーエム (MMM)
シェイク シャック A(SHAK)
ウォルト ディズニー(DIS)
ネットイーズ(NTES NASDAQ)
テレコムニカシ インドネシア(TLKM)
ビザ(V)
ユニリーバ インドネシア(UNVR)
Vanguard Small-Cap Growth Index (VBK)
バンクラヤットインドネシア(BBRI IDX)
アボット ラボラトリーズ(ABT NYSE)
ジョンソン & ジョンソン(JNJ NYSE)
イーライ リリィ(LLY)
SPDR S&P 500 ETF (SPY)
HDFC Bank Limited (HDB)
カルベファルマ(KLBF IDX)
フォーティネット(FTNT)
インドフードサクセスマクムール(INDF IDX)

ワタクシゴトですが、2018年5月に本を出版しました。
株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!
amzn.to/2G1VtGw 
ビジネス社さんより出していただきました。

この記事のまとめ:

  • 時価総額、11位から15位を解説
  • 成長株、高配当、インデックスとバランス良く揃っています
  • 高配当やインデックスはやはり株価の上場は大きくないです