金の卵を産むガチョウを探しましょう! –資本主義での資本は大きいほど生み出される効果がデカいです!
資産を持つというのはどういうことなのでしょうか?
何かメリットが有るのでしょうか?
直感的には、裕福、お金持ち・・などのイメージが有り、たくさん持っているといいなーという印象があると思います。
しかしながら、ストックとフローという意味で言うと、資産や資本自体はそれを活用しなければ、宝の持ち腐れであまり用を成しません。しかも、固定資産、償却資産においては、所有しているだけで固定資産税、償却資産税という税金を取られてしまう、というつらい状況です。
資産を持つことの良さは、その資産を利用してフローが生み出せる(さらに蓄積して、その資本がさらにフローを生み出せる)ということです。
よって、日々の生活にとっては、資産からいかに大きなフローを生み出せるか、この良し悪しが重要となります。
身近な資産・資本の例で言うと、「労働力」というのがあります。ほとんどの方が、この資本を利用してフロー(給料)を生み出していると思います。非常に重要で大事な資本です。
しかしながら、この労働力には大きな欠点があります。
- 保存がきかない
- 休憩・休養が必要 などなど
これ、結構重要な、致命的な欠点ですよね。
よって、これ以外の資産・資本でフローを何とか紡ぎ出したいわけです。
さて、ではこの資本主義の本質みたいな資本でフローを生み出す点において、なぜほとんどの人が労働力以外の資本をうまく使えていないのでしょうか?
理由は、資産・資本でフローを生み出すには、
理由は、資産・資本でフローを生み出すには、
- ある程度のボリュームが必要なこと
- リスクを伴うこと
があるためです。
前者は資本の蓄積には時間がかかるので、待てない人が多いです。大半の人がそうです。すぐ消費してしまう。つまり、金の卵を産むガチョウを見つけても、少しお腹が減っているだけなのに、殺して食べてしまっている状態です。もう少し我慢して、ガチョウを育てて、日々はどんぐりでも食べていればいいのに。
前者は資本の蓄積には時間がかかるので、待てない人が多いです。大半の人がそうです。すぐ消費してしまう。つまり、金の卵を産むガチョウを見つけても、少しお腹が減っているだけなのに、殺して食べてしまっている状態です。もう少し我慢して、ガチョウを育てて、日々はどんぐりでも食べていればいいのに。
後者は言わずもがなですね。資本をリスクに晒すからこそフローが生まれるのですが、このからくりを理解していないと、特に統計や確率を理解していないと、無理なリスクにさらしてしまうことになります。現状、投資に限って言えば、現金はインフレに非常に弱い資産ですので、「現金は無リスク」と考えていると、潜在的なリスクの影響で購買力がどんどん衰えていきます。つまり、どんどん物が買えなくなってきます。
実は、無リスクで運用していると考えているものも、必ずリスクを負っているのですね。この世の中リスクからは逃れられない環境です。
実は、無リスクで運用していると考えているものも、必ずリスクを負っているのですね。この世の中リスクからは逃れられない環境です。
このように資本形成にはリスクを伴うものですが、現代に生まれた私達にとって非常に有利な点があります。
それは、現代の世は、①資本が資本家に独占されることなく、比較的労働者でも持てるようになってきたこと、さらに、②グローバル経済化で資本の異動の制限もなくなってきたことです。
後者は特に資本主義の先進国で顕著で、まだ、資本異動を許されていない国は数多くあります。日本国に生まれてきた状況で、この有利な点を生かさない手はありません。金の卵を生むガチョウ、つまり良質の資産・資本を持った時、お金の心配が少なくなってきて、経済的にも楽になります。大事な資産を浪費せず我慢して持ち続け、良質なガチョウを飼い、それらがたまに死ぬリスクも鑑みて、やっと生み出される良質なフローをなんとか手に入れましょう!
Fair Value Investment 公正価値投資です。
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