街角経済9 富国強兵の頃の経済人を訪ねて --飛鳥山の渋沢栄一記念館と旧古河庭園

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今回は、池袋を出発し、渋沢栄一の邸宅があった飛鳥山を巡り、その後、古河虎之助男爵の邸宅であった滝野川の旧古河庭園までランニングします。

まずは、池袋を出発し、大塚の西の辺りを走ります。途中、東京都立文京高等学校を通り過ぎ、都電荒川線に沿って北上します。

すると、庚申塚交差点に当たります。ここは巣鴨からの地蔵通り商店街ですので、お年寄りがわんさか歩いています。ちなみにこの交差点には、写真の通り、猿田彦神社が鎮座しています。この交差点を突破してさらに北上。

しばし走りますと、大きな通りの白山通りにぶつかります。ここで都電荒川線ともぶつかります。交差点には、新庚申塚停留所があります。写真のように、都電も行儀よく信号待ちをしています(笑)。

さらに北上すると、お岩さんの菩提寺である妙行寺が左手にあります。ここは先日の、街角経済記事、「街角経済6 巣鴨界隈を走ってきました --豊島区は特別、高齢者が多いわけではないですよ~」でも違うコースで訪ねましたね。お岩さんは実はいい人なのです。

さらにさらに北に走っていきます。もうシンドくて虫の息ですね。やっと飛鳥山交差点に着きました。
飛鳥山に少し登り、飛鳥山交差点を望みます。

この交差点の逆側、北の方には渋沢栄一が設立に尽力した王子製紙がありました。今はないです。ちなみにすぐ北に王子駅があります。

公園には激しい縄跳び(名前を知らない競技)の練習をしている若者の集団がいました。公園は少し春の雰囲気が出始めています。

「飛鳥山碑」です。八代将軍吉宗が飛鳥山に桜を植えたことにより、江戸の人々の憩いの場所となった飛鳥山。元文2年(1737年)閏11月にその吉宗の功績を讃えて碑を作ったとのことです。300年近く前のことですね。そんな碑が残っているとは嬉しい。

歩いて行くと、本日の目的地の一つ「渋沢栄一記念館」です。

渋沢栄一のことは、ちょっと前の記事「「渋沢栄一 現代ビジネスに活かす言葉」 読了 --日本資本主義の父である言葉を平易に記述した簡易本」で書きましたが、もう一度私の文章を引用します。
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渋沢栄一は日本資本主義の父と言われ、現在にも生き残る大企業の設立に数多く携わっています。その企業数は500とも言われます。

この書籍は、渋沢栄一の名言が抜粋されており、平易な言葉で書かれています。渋沢栄一の書籍といえば有名どころは「論語と算盤」ですが、当書籍も論語とそろばんにそれぞれ章を分けて記述されています。

渋沢栄一の精神の肝は、商人はまず財務会計に強くなくてはならないということで、それを算盤という言葉で表現し、実業の心得から精神論まで幅広く説いています。
次に、人の生き方や人間性のあり方を論語と表現し、道理に沿った生き方や信用など幅広い人生訓を示してくれています。

つまり、商人は冷徹な計算と、熱いハートが必要ということですね。

私も、1年前までは営業で熱いセールストークを展開していましたが(笑)、今では財務で毎日、計算・集計し、冷静に会社の状況を見守る部署にいます。両者経験しているだけに分かりますが、両立は難しいことですね。

渋沢栄一は数多くの困難を乗り越え、時には熱く、時にはクールに生きて、数多くの人、そして会社を助けてきたようです。私もそのように生きたいですね。
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さて、渋沢栄一記念館を離れ、本郷通りを東に進みます。すると右側に旧古河庭園が現れます。バラで有名な洋館です。今回は入りませんでしたが、お金を払ってでも入る価値はあると思います。昔入った時は感動しました。

西ヶ原交差点の反対側は数年前、試験勉強で通っていた滝野川図書館です。

では、今日はここまで。帰りましょう。だいたい7kmくらいの行程でした。