街角経済3 ウォルマートがブラックフライデー特売をしない! --近所の西友とその他のスーパーマーケットを比べてみた

当企画「街角経済」は、家に引き篭もってばかりいてはいけないということで、「街ナカに出て経済を感じよう」という企画です。

今回は第3回目、ウォルマートが今回ブラックフライデーをしないということで、対岸の日本の近所の小売店を見比べてみよう、という企画です。

先日、広瀬さんのマーケットハックに次のような記事が載せられていました。
「ウォルマートが「ブラック・フライデー」の特売を廃止」
ブラックフライデーというのは、米国の感謝祭の次の日の金曜日で、クリスマス商戦が始まる日と言われています。ここで年末までのダッシュをかけるタイミングなんですね。
ただ、ネットが発達してきてECで買い物ができる昨今、このような商戦を大々的に推して打って出るのは時代遅れになってきているようです。効果が薄れているんですね。いんたーねっつ、恐るべしです。

さてさてと言うことで、話題が一気に変わってしまいますがウォルマートつながりということで、我が家(単身赴任だけど)の近所にある西友を含むスーパーマーケットを見てきました(いつも寄るところですけどね、ヽ(^o^)丿)。街角経済の3回目。

まずは、そのウォルマートの資本が入っている西友です。サンシャイン60の隣にあって集客力は抜群です。

次はマルエツですね。ここはマルエツプチといいやや小規模なスーパーマーケットです。
マルエツは、ダイエー傘下に入って、現在はイオン系列になっています。

次はまいばすけっと。ここもイオン系列ですね。都市対応のちっちゃいイオンで、郊外型の大規模イオンの漏れている都会をカバーしているような感じです。

私の家の近くにあるこの3つのスーパーマーケットですが、三者三様でそれぞれ特徴や戦略があり、頑張っていますね。では、その特徴や”私にとって(笑)”のメリットなどを比べてみましょう!

なお、3者の商圏はこんなところ↓。

各店舗の戦略・戦術

小売の教科書を踏まえてSTPで行ってみましょうか。STPはそれぞれ、セグメンテーション、ターゲット、ポジションとなります。

まず、今回の西友ですが、こちらは商圏がバラエティに富んでいますので、幅広くセグメンテーションしているように見えます。南や東には古い住宅街がありますし、北から西の池袋駅にかけては、サンシャイン60のビジネス棟からアミューズメントまであります。
と言うことで、西友は若い人からお年寄りの日用品、買回り品を買う人までターゲットにしています。
ポジションとしても、幅広い品揃えを用意していますので、利益は大量仕入れ大量販売で、さらにEDLP(エブリデイロープライス)戦略でとにかく集客力で勝負をしている感じです。

次に、マルエツですが、池袋三丁目店のこちらは立地面で不利な状況で、春日通の大通りには面していますが集客はいまいちです。電車のどこの駅にも近くありませんし、底に行く導線上にもありません。スーパーとしてはそれなりですが、やはり生鮮食品が弱い状況です。よって、多少高くても良いけど、それなりの品揃えがあればいいというライトな人をターゲットにしているように見えます。裏返してみるとヘビーなコンビニとして見ている人が来ているような気がします。若者がお惣菜やお酒やお弁当を買っている感じでしょうか。

最後に、まいばすけっとですが、こちらはさらに小さな商圏だと思います。近所にはたくさんのコンビニはあるが、ちょっとしたおつまみや食料品が欲しい人で、多少値段が高くても良い人でしょうね。完全に都市型の商店というポジションです。

私にとってのメリット --節約観点

私にとってのそれぞれのお店利用のメリットですが、マルエツは立地の関係で集客が少ないため、特売シールがよく貼られます(笑)。ですので、先ほど高いと言いましたが、食材をかなりの確率で割引価格で買っています。また、Tポイントが付くのと日曜日はそのポイントが5倍なので、日曜日に割引食材を大量購入して、クレジットカードのVISAのポイントとTポイント5倍を付けるというミラクルなことをやっています。
すいません、結構倹約家なので。∠( ゚д゚)/

西友は、集客能力が高いので、品揃えが多い所がよいです。日用品、雑貨まで売っていますので、皿とか洗剤などの普段はあまり買わない、食料品以外のものを仕入れるときに使っています。当然ここもカード払いokですので、ポイントも付きます。

最後にまいばすけっとですが、こちらは家から一番近いのでちょっとした買い物でしかも食料品などのコンビニでは売っていないものを仕入れたいときに使います。こちらはイオン系なので電子マネーのIDが使えますので、VISAのID払いをします。ID利用はVISAのポイントが倍となりますので、お得です。

私の利用度としては、マルエツが60%、西友が35%、まいばすけっとが5%位となっています。

私の住んでいる山の手線の内側のような都会では、郊外型スパーマーケットのような強烈な品揃えの買い物はできませんが、今回のように歩いていける範囲に3つのSTPが違うスーパーマーケットがあるのは嬉しいですね。