The Procter & Gamble Company (PG) 配当が出ました –59年間連続増配の最強米国企業、ブランド戦略の塊

The Procter & Gamble Company (PG) の2014年第2四半期の配当が出ました。

皆さんご存知の会社です。

世界的企業なのですが、高配当投資をしている人にとっては特に有名な企業です。なんといっても59年間連続増配。連続配当ではなく、連続「増配」です!

つまり一株配当(DPS)がどんな不況にあっても少しずつ増やしてきている状況で、59年間というとレーガン大統領前後の弱かった頃のアメリカや、リーマン・ショックを乗り越えてずっと配当を増やしてきている会社となります。
もう筆舌に尽くしがたい立派な偉大な会社です。

現状でプロクター・アンド・ギャンブル社の配当利回りは3.1%。
さらに増配を続けているということで、配当(DPS:一株配当)も伸びていくので、企業の成長に合わせて配当も伸びていくことが期待されます。

株式投資の本質ですが、株式は、現金や商品、債権に比べてインフレに強いという性質があります。
これはアタリマエのことですが、会社というのは、仕入れの原材料がインフレにより高騰し、仮に利益を圧迫したとしても、当然に経営者は価格に転嫁してカバーしようとしますのでインフレには強くなります。

基本的に資本主義のシステムではインフレは前提、つまり物価(貨幣に対する”もの”の価格)は上がっていくことが前提ですので、この物価上昇にいかに対応するかが資産運用の一つの鍵になります。

そういう意味では、物価上昇に柔軟に対応して利益を上げていく会社に投資をするのは非常に合理的であると思います。

さらに、会社の中でも厳しい競争に勝ち抜いてブランドを築きあげた会社に、自分の資金を長期的に預けるのは、投資の王道でしょう。

プロクター・アンド・ギャンブルのような安定的な会社に投資をするのはつまらない、と思われる方も多いと思いますが、投資における資産配分を決めるにあたって、自分の資産の振り分けの選択肢の一つとしては非常に重要で貴重なな会社です。

ついでに、NISA税制で投資をするにも良い会社なので、NISAに興味がある方は下記の記事を参考していただけると嬉しいです。
NISAの具体的な活用法 –活用が難しい税制をうまく使い切る3つの戦術


http://finance.yahoo.com/q/is?s=PG+Income+Statement&annual

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もりかずお
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