Mercadolibre, Inc. (MELI)2 銘柄紹介 --南米の楽天、メルカドリブレの財務状況を押さえておきましょう
前回、「配当が出ました」でメルカドリブレの紹介をしました。今回はこの南米の雄、メルカドリブレの財務状況を見てみましょう。
売上はかなりの成長を見せています。右肩上がり。
IT系の企業だけあって粗利はかなり高いレベルです。営業利益もかなり高いです。あと安定的なのが非常に良い。
ROEもかなり高いですね。資本をうまく使っているのが分かります。
費用は原価率が低い業界なので良い事業なのが分かりますが、少し増えている傾向のようです。R&Dをそれなりにやっているのが意外でした。
在庫はない業界。こういう業界は心配の種が一つ無いので、リスクが低い事業であると分かります。
回転率系は、売掛金の効率が落ちていて、買掛が少し良くなっています。僅かな数字の変化なので今後も注視です。
利息は少ないですので、カバー率はかなり高いです。やっぱり情報系は低資本でできるので、借り入れも少なくて済むようですね。良い事業です。
短期資金は傾向としてかなり悪くなっています。ただ、悪いという程でもないので、今後に注意です。
長期負債としては借り入れがかなり少ないです。自己資本の充実ぶりが明らかです。
長期固定適合率もかなり良いですね。やはりハードウェアがそれほど必要ない業界ですので、顕著に数字に現れますね。
配当も率的に増配傾向です。嬉しいですね。
キャッシュ・フローは、「+」「-」「-」で3年間推移しています。営業キャッシュフローの伸びもあり本業も良いですし、投資キャッシュフローから投資も安定的に行われているのが見て取れます。財務キャッシュフローもわずかにあり、借り入れも返しつつある状況です。
総合的に見て、財務状況はだいぶ良いようです。
あとは、外部環境の市場環境がよく成長が継続するようなら、投資先として中長期的にも良いかと思います。
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