情報の非対称性を利用する方法 –福島瑞穂的フリーライド(タダ飯喰い)を見つけて、逆の投資法を考えてみる
投資をやっていると、情報の非対称が起こります。
いい例は、「モラル・ハザード」ですが、例えば、自動車の運転手は自動車保険に加入したことによりさらにリスクをより採った運転をしてしまうこと、などがあります。
このような情報の非対称がギャップ生んでいる事例を思いつきで考えてみました。
- ファンドマネージャー
投資や金融ではリスクとリターンは釣り合うものとされていますが、例えばファンドマネージャーなどは一定の巨額の富を生む商品を担当した時は、過度にリスクを取る傾向があります。
ファンドマネージャーはある意味、「リスクが最大でも退職」なので、もし退職以上のリターンが得られる場合はそちらの賭けに出やすいようです。
この状況は、リスクが限定され、逆にリターンは莫大な給料を得られる状況でして、バブル期にはこのようなイケイケドンドンのファンドマネージャーが生まれます。バブルを助長する存在なのですね。
ファンドマネージャーはある意味、「リスクが最大でも退職」なので、もし退職以上のリターンが得られる場合はそちらの賭けに出やすいようです。
この状況は、リスクが限定され、逆にリターンは莫大な給料を得られる状況でして、バブル期にはこのようなイケイケドンドンのファンドマネージャーが生まれます。バブルを助長する存在なのですね。
- 福島瑞穂などの永遠に与党になれない政党の公約
与党になることが望めない野党は、民衆をだますことを前提に、実現できない公約を掲げることが多いです。
日曜討論会で荒唐無稽な持論をしゃべる福島みずほさんや、特に財源を示せないまま公約を作成した民主党などはいい例でしょう。これらの政党は選挙民に心地よい政策を掲げることが多いです。
たまされないようにしないといけないですね。(・∀・)
日曜討論会で荒唐無稽な持論をしゃべる福島みずほさんや、特に財源を示せないまま公約を作成した民主党などはいい例でしょう。これらの政党は選挙民に心地よい政策を掲げることが多いです。
たまされないようにしないといけないですね。(・∀・)
池田信夫さんも、
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51907727.html
ここで事例を示していますが、一般の方々がなかなか直接的な取材や情報を得られない分野では、マスコミが情報の非対称を付いてミスリーディングすることがあります。マスメディアはまさしく「マス」の大衆的なメディアですので、私達はそこから漏れている少数派の意見も取り入れる努力が必要です。
現代はネットも発達してきましたので玉石混交ですが、ダマされないためにいろいろな情報が得られるのは嬉しい事ですね。
さて、投資の話に戻って、私達一般投資家はプロのファンドマネージャに比べて、情報においてはかなり不利な状況です。ほとんど非対称な状況に置かれているのですが、逆手に取る方法があります。
もちろん情報の非対称の土俵では勝てないのですが、かれらは情報を得られる立場だけにある部分で不利な状況があることを考えてみます。
それは、例えば、
- ファンドマネージャは、プロであるために利益を上げる必要がある(正確に言うと、市場平均よりいい成績を上げる必要がある)。
- そのため、あまりお金をキャッシュで遊ばせておくことができない。
- 月一くらいで報告の義務が生じる
などがあります。
これに対し、私達一般投資家はすべて反対側にいますので、いつ投資をしてもいいし、報告の義務もありません。この点を必ず見方につけましょう。
つまり、①一番いい時まで何年も待って、②価値ある会社を見抜いて、③上がるまで粘り強く待つことです。これには、④欲を捨てて、コントロールすること、も大事です。この件については、偉大な投資家、ピーター・リンチさんも「ピーターの20の黄金律」でいくつか示唆深い指摘をしています。今回は、これを紹介して最後にします。抜粋するつもりがほとんど載せてしまいました(笑)。すいません。
つまり、①一番いい時まで何年も待って、②価値ある会社を見抜いて、③上がるまで粘り強く待つことです。これには、④欲を捨てて、コントロールすること、も大事です。この件については、偉大な投資家、ピーター・リンチさんも「ピーターの20の黄金律」でいくつか示唆深い指摘をしています。今回は、これを紹介して最後にします。抜粋するつもりがほとんど載せてしまいました(笑)。すいません。
ピータの20の黄金律(抜粋)
- 投資家としての強みはウォール街のプロから得るものではなく、すでにあなたが持っているものの中にこそ見出される。土地勘のある企業に投資することによって、あなたの強みは発揮され、プロをも打ち負かすことが可能となる。
- 過去30年の間に、株式市場は一群の機関投資家によって占められるようになってしまった。皮肉にも、このおかげで一般投資家がよい成績を上げることがやさしくなっている。専門家集団を無視することで市場を打ち負かすことができるのである。
- しばしば数ヶ月間、時には数年間の株価の動きと企業業績の動きには相関関係が見られないときがある。しかし、長期にわたっては、企業の成功と株価の上昇には密接な関係がある。両者の不均衡に着目することが、株で利益を上げる秘訣である。成功している企業を辛抱強く持ち続けることが、必ずよい結果に結びつく。
- 株を買うと言うことは子供を養うのと同じである。世話をできなくなるほど、持ってはいけない。職業としないかぎりは、8~12社以上を十分に調査していくことは難しい。ポートフォリオには5銘柄を超えて保有してはならない。
- 投資したいという株が見つからないなら、見つかるまで資金は銀行に預けておくのがよい。
- 企業の財務状態を十分理解しないうちに投資してはならない。財務体質の悪い企業への投資は大きな損失につながる。
- 1000ドル投資すれば、失う金額は最高で1000ドルである。もし辛抱強く待てるなら、10000万ドルあるいは50000万ドルまで増やすことは可能である。投資を実りあるものにするためにも、よい企業を数社見つけることが重要である。
- どの業界でも、どの地域でも、観察力が鋭ければ、アマチュアであってもプロが見つける以前に高成長企業を見出すことは可能である。
- 株価の下落は、1月のコロラドに吹雪が吹き荒れるのと同じくらい頻繁に起こることである。株価の下落は、慌てふためいて逃げ出した投資家が残していった割安株を拾う絶好の機会である。
- 優良企業に投資しているのなら、時間はあなたの見方になる。我慢できるからである。たとえ最初の5年間のウォルマートに投資できなくとも、次の5年間所有していれば満足の行く結果が得られた。オプションを保有していると、時間は敵になる。
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