予測が不可能な領域がある –学者でもキャッチアップできない「経済学」、スパコンでも解けない「経済予測」。未来予測は簡単ではない。
久留米大学の塚崎公義教授が、短いながらも納得の文章を載せていました。
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この中で、塚崎先生は、現在の経済学が経済予測にはまだまだ使えない状況であると理解しているようです。
また合わせて、経済学理論だけを学んでいる経済学者が、実地である経済予測に興味が無いことも一つの要因であると論じています。
私も、理論を見極め、実践で確かめていくのが学問の筋であるような気がします。
破綻してしまいましたが、Long Term Capital Managementを率いて実際に自らの理論を実験していた、マイロン・ショールズは偉いと思います。経済学者としてはノーベル賞を受賞し、実際の会社は倒産。
これを見てどう思うか。
非線形方程式に支配されるカオスの系で、さらに人の欲望が関係する経済学はそんなにシンプルではなかったということ。ただし、破綻をしたなら、また理論に戻って作り直せばいいだけ。
実際に、「行動経済学」と言う分野がここのところ注目されています。ただ、この分野もまだ比較的新しく、粗い。
現実の経済活動は物理的に解けないため、どうしても統計に頼らざるをえないのが永遠の課題です。経済学の理論にはやはり限界があるのだろうと思います。
この記事のまとめ:
- 久留米大学の塚崎教授が、経済学(理論)と経済予測(実地)の乖離を説明
- 経済学者が予測に興味が無いことも指摘している
- 経済活動は非線形方程式に支配されるカオスの系である
- これを踏まえて、理論と実地を繰り返す必要がある
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