Intuitive Surgical, Inc. (ISRG) 銘柄紹介6 –ロボット手術の米国最大手。今回はキャッシュ・フロー計算書を見てみました。グラフにするとキャッシュの戦略が一目瞭然ですね。
成長著しいインテュイティヴ・サージカル。米国の手術ロボットの会社です。
今回は、キャッシュ・フロー計算書からキャッシュフローの推移を見てみましょう。
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下の図のほうが見やすいですね。下の図では、玉の大きさが営業キャッシュフロー、横軸が投資キャッシュフロー、縦軸が財務キャッシュフローです。
特徴としては、①2013期と2014期と②2015期と2016期、③2017期に明快に別れています。明らかにキャッシュの使い方の戦略が変わっていますね。
②2015期と2016期は投資キャッシュフローでキャッシュアウト、財務キャッシュフローはややプラス。よって、投資にお金を使っていて、借入もややしていることから、営業キャッシュフローで得たお金と、さらにお金を借りてまで投資に注力している姿が浮かびます。
①2013期と2014期と③2017期は、財務キャッシュフローがキャッシュアウトですので、借入やその他の負債を返している状況。すこしキャッシュの状況に余裕があるのかも知れません。
特に、2017期の財務キャッシュフローのキャッシュアウトは大きいです。ここには載せていませんが、BSを確認すると、株式の購入でキャッシュアウトしています。会社の買収等をしています。
このように、お金の使い方をキャッシュ・フロー計算書で見ることにより、会社の調子が見えてきます。損益計算書PLだけでは分からない、または騙されてしまう部分もキャッシュベースで見るとあからさまになるので、投資をする方はぜひキャッシュ・フロー計算書の見方も覚えて頂けるとよいかと思います。
また、営業キャッシュフローは順調に大きくなっていますので、本業の強さが分かります。前回のブログで、インテュイティヴ・サージカルの損益分岐点をお示ししたように、
「Intuitive Surgical, Inc. (ISRG) 銘柄紹介5 –ロボット手術の米国最大手。今回は損益分岐点を見てみました。変動費率が低く非常に強固な事業であることが分かります。ヽ(^o^)丿」
事業は非常に強固で、変動費率が低いことからこれから売上が上がる、シェアが上がる毎に利益を増やしやすい体質にあります。
この記事のまとめ:
- インテュイティヴ・サージカルはロボット手術機器、最大手
- 今回はキャッシュ・フロー計算書を見てみた
- ①2013期と2014期と②2015期と2016期、③2017期で、キャッシュの使い方の戦略が変わっている
- 2017期は特に、株式の購入で財務キャッシュフローは大きくキャッシュアウト
- ②2015期と2016期は投資に積極的
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