Wal-Mart Stores Inc. (WMT)4 配当がでました --ウォルマートの効率性、仕入れ・在庫・売掛の関係について

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Wal-Mart Stores Inc. (WMT)の2015年第1四半期の配当が出ました。

今回は、小売業でもあるウォルマートの資金の効率性をみていこうと思います。

グラフは、プラス方向に棚卸資産の回転日数、売上債権の回転日数、マイナス方向に仕入債務の回転日数を示しています。
よって、プラス方向には、①仕入れてから実際に売れるまでの在庫期間、②売り上げてから入金があるまでの資金回収期間が入っています。この期間は短ければ短いほど資金効率がよく、あまりにも長くなると在庫の廃棄による廃棄ロスが生じてしまいます。
マイナス方向の仕入債務の回転日数は、仕入れてから買掛の支払いまでの期間ですのでできるだけ長くなればなるほど企業としては美味しいことになります。

総合的に言えば、このプラマイがマイナスであれば、企業は仕入れ業者に支払いをするよりも早く顧客から資金回収・入金を受けているので、資金繰りが安定する状況です。

ウォルマートの場合、大企業であるにもかかわらずこの資金回収サイト差がマイナスを維持していますので、非常に優秀で、安定的な経営をしているとみていいと思います。
小売業の場合、実物のものを売っていますので、この効率性を適正化することが非常に重要になってきます。

企業は、安く仕入れて高く売ることを基本としていますが、在庫を持たざるをえない企業は、時間軸方向に「早く売る」ことも重要なのですね。