Shake Shack Inc. (SHAK) 銘柄紹介10 –シェイクシャックの事業の効率性を見てみます。仕入れと売掛・在庫の関係から。(^^)/
ニューヨーク発祥のハンバーガー屋さんであるシェイクシャックを数回に渡って、財務状況を説明しています。
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飲食業ということもあり、今回は、資金繰りや在庫の話をしましょう。
このグラフは、収入面の資金回収の日数と、支払い面のキャッシュ流出の日数を相対させたものです。
①棚卸資産回転日数は、商品を仕入れてからどれくらいの期間で売却できているかの日数。
②売上債権回転日数は、納品して請求をかけてからどれくらいの期間で、資金回収をできているか。つまり、どれくらいの期間で入金があるか。
仕入債務回転日数は、その逆で、納品を受けてどれくらいの期間で資金を払っているかの日数です。
①で仕入れて、②で売り上げて資金回収の日数と、③の支払いの日数の差で、③がながければ長いほど、お店的には有利です。だって、すぐにお金を振り込んでもらっている中で、支払いはゆっくりだから。これによって資金の余裕が出ますね。
今回のシェイクシャックは非常に理想的な機関になっています。
逆に、入金が遅いのに、支払いばかり速い状況である場合は、その期間分は自分でキャッシュを用意したり、他人資本で銀行から借りなければいけません。
資金繰りは、会社の血液の循環、命みたいなものですから、非常に重要な概念です。
以上の差の日数をプラマイしたのが、資金繰りのサイト日数です。これがマイナスである限りは、非常に有利な取引をしているということです。
ただ、少しずつ縮まってきていますね。たぶん、事業が大きくなってきているので、その影響で資金繰りが悪い方に振れているのだと思います。
次に、運転資金の必要な金額とその日数です。
ともに、2018は減っています。それは、資金の回転が良くなっている証拠で、カバーすべき自己の資金が少なくて済んでいる証拠です。
初期の頃の会社は資金繰りに苦労することが多いのですが、シェイクシャックはだいぶ順調に事業を進めているのが分かります。
ワタクシゴトですが、2018年5月に本を出版しました。
「株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!」
amzn.to/2G1VtGw
ビジネス社さんより出していただきました。
この記事のまとめ:
- シェイクシャックは、ニューヨークセントラルパークを起点とするハンバーガー屋さん
- 事業の世界的な展開から、成長率がすごい
- 資金繰りは非常に優秀で、事業の効率性が高い
- さらなる成長に期待したい
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