Panera Bread Company (PNRA)3 銘柄紹介 –ミズーリ州のパン屋さん、米国、加国で店舗展開しています。早く日本に出店来ないかな?
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米国のコメダ珈琲ことパネラブレッド。日本に展開していないので味等は分からないのですが、凄い美味しそうです。
この会社は、3年ほど前から株式を保有していますが、海外展開に慎重な会社ですので急速な成長は見せていません。ただ、他のパン屋さんやファーストフードの店からは一線を画しているお店なので非常に期待が持てる会社です。
今回は、決算も出て5期分の資料が揃いましたので、数回に渡って財務状況を見ていきたいと思います。
まずは、パネラブレッドを初めて知ったという方に、ネットで幾つかの記事を拾いましたので、ご紹介します。美味しそうでしょ!
- 「米国ファストフード業界「9大ブランド」の新規出店数ランキング」というのがFobesのサイトで見つかりました。
- フードシステムでの紹介。「Panera Bread パネラブレッド」
- アメリカ部さんの記事「ベーカリー界のスタバと言われるパネラブレッド(PNRA)」
- 日本経営合理化協会の記事「第7号 「パネラブレッド」」
それでは、財務状況を見ていくまでに価格の推移を見ていきましょう。
10年チャートですが、最初の株価低迷期を経て、その後は成長の過程を辿っています。多店舗展開をしだしてからの安定した成長が良いですね。質の良いサービスを展開し、その背景を持って業績を上げています。株価はそれを反映してじわじわと上がってきていますので、今後も安定した価格推移が期待できると思います。
では、財務状況ですが、まずはキャッシュフローのウォータフォールチャートを見ていきましょう。
大きなお金の使いどころは、やはり設備投資となっています。
株式購入と純借入金ですが、ホームページの財務諸表、Statements of Cash Flowsを見ると、株式の購入は自社株買い、純借入金は長期借入金のようです。パネラブレッドは2013年まで無借金でしたが、2014年度から借入をしています。
実際キャッシュフローのバランスを見ると、2015年になると純利に比べて、設備投資額が多くなってきています。この辺りは懸念点で、2013年期で市場の予想を大きく裏切る決算をしていたこともあったので、少しずつ業態を転換していっているようです。
パネラブレッドは、ファーストフードの中でも、質が高く客単価が高い、いわゆるファーストカジュアルというジャンルのお店なので、ファーストカジュアル流行りのご時世にあって、競合が出始めると客単価の維持が難しくなってきます。
今後のビジネスモデルの微変更には注目しておいたほうが良いでしょう。
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