Disneyの10年間の業績と成長性、リスク分析 – 売上、利益、市場シェア、そして競争についての詳細レビュー

10年近く、The Walt Disney Company (DIS)を保有してきましたが、もういいかなーという感じ。
明らかに成長性がないです。

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特筆すべきポイント

  1. 売上高成長率:
    • ここ10年での平均成長率は約4.6%で、特に2018年に7.1%の最高成長率を記録したが、2021年には-7.2%と大きく減少しました。
  2. 営業利益成長率:
    • 2021年に-9.3%と大きく減少したが、それ以外の年では平均して約4.9%の成長率を維持しています。
  3. 営業利益率:
    • 平均は約19.5%で、2021年には15.0%と最低値を記録しましたが、2023年には20.5%まで回復しました。
  4. ROE (自己資本利益率):
    • 平均は約15.3%で、2021年には11.0%まで減少しましたが、2023年には16.2%まで回復しています。
  5. 社員の平均年収:
    • ここ10年で平均年収は約84,500ドルで、業界平均を約5,000ドル上回っています。
  6. 直近の離職率:
    • 直近の離職率は9.5%で、業界平均をわずかに下回っています。
  7. 最終赤字の年度:
    • 2021年に最終赤字を記録しています。
  8. 業界内でのシェア:
    • 平均市場シェアは約31.8%で、2021年には30.0%に減少しましたが、その後再び上昇しています。
  9. 従業員一人当たりの売上:
    • 平均は約562,000ドルで、業界平均を上回っています。
  10. 従業員一人当たりの最終利益:
    • 平均は約55,200ドルで、業界平均を約3,200ドル上回っています。

成長性の観点

  1. 市場シェアの増加: Disneyは、市場シェアを維持しつつ拡大しており、特に2023年には32.5%まで回復しました。このトレンドは、今後の成長性を示唆しています。
  2. 売上高と利益の回復: 2021年のパンデミックの影響から回復し、売上高と利益率が増加している点は、今後の成長を期待させる要因です。
  3. 新しいコンテンツとサービス: Disney+などの新しいサービスの展開は、新たな収益源として重要であり、成長のドライバーとなっています。
  4. グローバル展開: 国際市場でのプレゼンスを拡大しており、新興市場での成長機会を有しています。
  5. 技術革新: 技術の進化と新しいメディアプラットフォームへの対応は、競争優位性を保つための重要な要素です。

リスクの観点

  1. 経済不況の影響: グローバルな経済不況は、エンターテイメント産業全体に大きな影響を及ぼし、収益に悪影響を与える可能性があります。
  2. 競争激化: NetflixやAmazon Primeなどの強力な競合他社の存在は、市場シェアと収益に圧力をかける要因となります。
  3. 規制リスク: 各国の規制やコンテンツ検閲は、事業展開に対するリスクとなり得ます。
  4. コンテンツ制作コストの増加: 高品質なコンテンツの制作には多大なコストがかかり、利益率に影響を与える可能性があります。
  5. サイバーセキュリティリスク: デジタルサービスの拡大に伴い、サイバー攻撃のリスクが増加し、データ漏洩やサービス停止のリスクが存在します。
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投稿者プロフィール

もりかずお
もりかずお代表