Datang International Power Generation Co., Ltd. (0991.HK)2 配当が出ました –中国の電力会社を見ながら、日本の電力事情を考えました
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ちょっと記事更新が遅くなりましたが、Datang International Power Generation Co., Ltd. (0991.HK)の2014年本決算の配当が出ました。当会社は、中国の電力会社で「大唐国際発電」になります。北京を中心とする電力会社です。
中国の電力事情ですが、5つの大手電力会社が半分以上の発電容量のシェアを持っています。すべて国有会社です。主な発電方式は石炭火力で、大気汚染の一つの原因ともなっています。
日本が2016年4月から電力自由化が始まり、2020年4月から発送電分離が行われるようにドラスティックに改革が進むのに対し、中国の電力業界は当面は国有化で動きがない状況です。
独占的で、電気価格も石炭価格と連動させたりと政府の政策一つで収益や利益が変わってしまう状況です。
それでは、大唐国際発電の主要指標を見てみましょう。
PERは、現時点で14.8倍。
PBRは、0.57倍です。
割安な方でしょうか。
配当利回りは、6.75%。べらぼうに良いですが、人気がない証でもあります。
次に、キャッシュフローの状況を見てみます。
稼いだキャッシュのほとんどを設備投資に振り向けていますね。
当会社への投資ですが、配当利回りが良いのはいいですが、今後の中国不動産バブルの噂もありますので積極的に投資するのはいかがかと思います。また、成長していく業界ではありませんので、面白みにも欠きますね。
さてさて、電力事業の話をしたついでに、日本の今後の電力自由化と発送電分離についてです。もう自由化は寸前ですから、各電力会社や新電力は、顧客の囲い込みに必死な状況です。通信大手の会社と連携をして割引価格を設定したり、地域密着の電力会社が地域の企業と連携したりする動きが活発です。
4月以降が楽しみですね。本当に電気料金が安くなるかが焦点ですが、電力自由化の先輩である英国では一時、電気料金が上がった事例もありますので気になるところです。
「発送電分離を2020年4月に実施、電力とガスの市場構造が変わる」
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