電子書籍を購入してみた –リアルな書籍とは別物として考えるとピンとくる、4つの電子書籍のいいところ
先日、「「12大事件でよむ現代金融入門」 読了 –人間の欲望と歪みから生じる12の暴落事例、バブルが弾けるカラクリが学べます」で過去の金融事件に関する書籍の感想を書きました。実はこの本、生まれて初めて電子書籍で読んだ本でした。
本日は電子書籍の使い勝手の感想と電子書籍の将来を考えてみたいと思います。
まずは、感想ですがメリットとデメリットでまとめてみました。ちなみに環境ですが、自分のスマホ、auのファブレット(Xperia Z Ultra SOL24)で、amazonキンドルのスマホアプリでダウンロードしたものです。
【メリット】
- 持ち運びが楽。スマホを持っていれば、どこでも何冊でも読める。
- マーカーやメモを書き込め、さらにクラウドに記憶させることができる。→私はリアル本の際は、本の耳を折って読んだ時の目印にしていますが、その手法もカバーできます。
- フォントの大きさを自由に変えられる。
- 安い。1,500円くらいの本が、1,100円ほどで購入できます。3割引きくらいでしょうか。これは大きい。
【デメリット】
- 全体像をイメージしづらい。→ページめくりを一気に出来ないので、目処を付けて行きたいところに飛ぶことができない。
- 実態のあるものを持っていないので、購入したのに落ち着かなく、いつかなくなってしまうのではないか、という不安に駆られる。
あと、amazonではまだないのですが、WindowsPC版の日本の本のビューワーができれば、このようなブログを書くときに引用がコピペでできるのでかなり作業負担が減ります。米国版ではあるのですが、おそらく日本語特有の処理(縦書とか)に機能追加がいるようなので、近い将来にできると思っています。さて、全体的な評価ですが、ワタシ的には、総じて悪くはない感じです。ただ、やっぱり拭えない違和感がある訳で、本の代替品としてみると、劣っている点が払拭できません。
しかしながら、見方を変えると、つまり全く新しいメディアとしてみると悪いところも許せるようになりますし、それを大きく超えるメリットも実感できます。私は、数日後に違和感を受け入れることが出来ましたので、概ねこれはいいなと思っています。特に、さっとスマホを出して、どこでもさっと読めるところ。時間がとても有効に使えます。
新しいメディアという観点で言えば、将来は書籍と言いながら動画が埋め込まれたり、音声が埋め込まれたりして、ハリーポッターの中の新聞みたいに進化していくかもしれませんね。
ハードウェアも曲がる素材が開発されているようですので、ペーパーに近い感覚になるのも遠い未来ではないかもしれません。
私はよっぽど紙で取っておきたいものを除いて、今後は電子書籍で購入する予定です。
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