銘柄の選び方と投資法とのマッチングのさせ方 第2回 --時価総額6位から10位を分類してみます。投資戦略もいろいろ変化しています。(*^^*)。0867.HK、MO、VTI、MELI、0388.HK

私の投資法の変遷は、過去の記事「バリュー株投資、成長株投資、ファンダメンタルズ投資、さらにインデックス投資だったり個別株だったり --投資の流儀は色々あるけれど・・・」でも書いていますが、
①黎明期、初心者の頃
②純粋割安株投資の頃
③成長株投資の頃
④成長株を割安に購入しようとする試みの頃
⑤配当利回りも重視し始めた頃
⑥インデックス投資
のように紆余曲折してきましたので、今保有している銘柄もその時々の戦略によって購入したものです。
保有銘柄をどの投資法、投資戦略で購入したかを書きます。あと、購入した理由も。

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第2回の今回は、時価総額6位から10位までの5銘柄です。

康哲薬業(チャイナ・メディカル・システム)

この会社は中国の医薬品メーカーで、創薬から卸し、販売まで広く行っています。10年ほど前に購入した際は、2011年のフォーブス誌で「潜在力のある中国企業200社」に取り上げられていた優良企業でした。

この会社は、当時30%増益を繰り返していましたので、「③成長株投資の頃」として、成長企業として買いい始め、「④成長株を割安に購入しようとする試みの頃」として暴落のたびに、買い増してきました。

株価は一時、10倍くらいにもなっていましたが、今ではやや低迷していて、3倍くらいを行ったり来たりしています。
現状となっては、配当も大きくなってきましたので、ずっと保有してほっといています。

アルトリア グループ(MO NYSE)

この会社は、言わずとしれた高配当銘柄。米国の有名たばこメーカーです。配当利回りが一時期6%を超えていましたので、人気でした。
しかしながら、現在では、電子タバコなどのライバルの出現、また2017年の米食品医薬品局(FDA)ニコチン規制により、一気に株価が低迷しています。

当然に購入戦略は「⑤配当利回りも重視し始めた頃」で、高配当銘柄を入れることでポートフォリオを安定させ、インカムゲインを狙ったものでした。ここで得られたインカムゲインは当然に再投資を行っています。

そのため、今は配当利回り7.20%となっていますが、業績や株価は先行き不透明です。
私の中では数少ない赤字銘柄となっています。まあ、過去の配当を含めれば黒字ですが。

今後ですが、まあそのうち良いこともあるだろうということで、ずっと保有するつもりです。

バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)

このETFは皆さんご存知、超低コストの米国株式全体に広く分散させたETFです。米国株式の分散投資としては、この他にS&P500のインデックスもありますが、まあ、今となっては大雑把に言って大きな違いはありません。ヴァンガード以外の低コストを売りとするライバル会社もいますので、その時々で条件の良いところを選択してみてください。

購入戦略は、私の中では比較的近年の、「⑥インデックス投資」となります。

ここのところ米国株式市場は好調なため、2,3年の保有で30%くらいの上昇となっています。

こちらは、私の独自投資法「重み付け積立投資」での購入銘柄となっていますので、定期的に買い付けています。米国株のインデックスはポートフォリオの中でもかなりの割合を占めるようになってきました。

メルカドリブレ(MELI)

この会社は、ブエノスアイレスに本拠地を置く、eコマース(EC)企業で、南米を主戦場として、急成長を続けています。南米の楽天と行ったところです。

当然に購入戦略は、「③成長株投資の頃」。

6年ほどの保有で、株価は5倍となっています。効率いいですね。

この会社は、市場が南米というまだまだ広大なところを持っていますし、eコマースという業態もまだ成長する余地がありますので、当面保有です。さらに「④成長株を割安に購入しようとする試みの頃」の戦略を合わせて、暴落ごとに買い増していく戦略となります。

香港交易所(HKEX)

この会社は、香港市場そのものです。香港市場の運用会社が香港市場に上場しているという不思議な状況です。
ただ、ビジネスモデルとしては秀逸で、中国市場の盛り上がりのたびに、手数料などの上がりは増えていきますので、難なくずっと成長していく企業になります。

購入戦略は、「③成長株投資の頃」。

10年ほど保有していて、4,5倍になっています。

まあ、今後は成長は鈍化すると思いますが、こちらも時価総額が増えるに従って、配当も増えてきましたので、保有です。

次回の第3回は、11位から15位までの銘柄を見ていきます。前回、今回のように、自分自身の投資の戦略を確定し、一貫して進めることで、投資のパフォーマンスをえることができます。
次回からは、以下の持ち株を説明します。

グラクソ スミスクライン ADR(GSK NYSE)
中国人寿保険 (シーエルアイシー)
プロクター & ギャンブル(PG NYSE)
バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)
SPDR S&P500 ETF(1557)
スリーエム (MMM)
シェイク シャック A(SHAK)
ウォルト ディズニー(DIS)
ネットイーズ(NTES NASDAQ)
テレコムニカシ インドネシア(TLKM)
ビザ(V)
ユニリーバ インドネシア(UNVR)
Vanguard Small-Cap Growth Index (VBK)
バンクラヤットインドネシア(BBRI IDX)
アボット ラボラトリーズ(ABT NYSE)
ジョンソン & ジョンソン(JNJ NYSE)
イーライ リリィ(LLY)
SPDR S&P 500 ETF (SPY)
HDFC Bank Limited (HDB)
カルベファルマ(KLBF IDX)
フォーティネット(FTNT)
インドフードサクセスマクムール(INDF IDX)

ワタクシゴトですが、2018年5月に本を出版しました。
株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!
amzn.to/2G1VtGw 
ビジネス社さんより出していただきました。

この記事のまとめ:

  • マイポートフォリオの時価総額、6位から10位を解説
  • 各々の購入戦略を説明
  • 購入戦略に従って、きちんと購入することにより、迷うことなくパフォーマンスを維持することができる