街角経済2 田中真紀子邸を見て、税金を考える –相続税とその規模感について。物納となった田中邸、今は公園

「街角経済」は家に引き篭もってばかりいてはいけないということで、「街ナカに出て経済を感じよう」という企画です。

第1回目はランニングシューズの紹介だけで終わったのですが(笑)、第2回目の今日は、用事(資格試験)があって出かけた「学習院大学」からスタートして、目白の田中真紀子さんの邸宅へ向かいます。ここは父親の田中角栄元首相の邸宅で目白御殿と呼ばれたところです。

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では、出発。

スタート地点。学習院大学

学習院大学の正門を右に見ながらそのまま目白通りを進んでいき、さらに明治通りも越えて行くと、右側に現れるのが、田中邸です。お隣は田中真紀子さんが相続税を物納したことで有名な目白台運動公園となります。この公園の一部が田中邸だったということで、昔の田中邸の大きさが分かります。

田中邸の玄関です
左側が公園でこの玄関の何十倍の広さです。

当時の田中邸は2,575坪もあったようです。
路線価は、国税庁の路線価図で調べると、1平方メートル当たり520千円と出ています。1坪3.3平方メートルですので、2,575*3.3=8497.5平方メートル。よって、昔の広さの田中邸の現在の評価額は、520千円*8497.5平方メートル=4,418,700千円で、約44億円です。

この評価額の44億円のみを相続すると仮定し、もし現時点、私がこの遺産を相続するとしますと、法定相続分は妻と子二人ですので、妻が二分の一、子はそれぞれ四分の一となります。評価額は妻は約22億円、子はそれぞれ11億円となります。大変ですね。

で、実際の相続税について詳しいことは分からないのですが、基礎控除や配偶者控除があるのである程度は控除されます。基礎控除額は5000万円+1000万円*法定相続人の数ですから、5000万円+1000万円*3人=8000万円。また、配偶者控除は1億6千万円まで控除があります。

ただ、評価額が大きすぎるのであまり効かないですね。
また、3億円超の税率は50%ですからかなりの額になります。さらに来年からは6億円超で55%となるようです。この評価額の半分くらいが税金となると、確かに物納以外に無くなってきますね。

財務省のホームページを見ると↓、日本は世界で一番税率が高く、金持ちには厳しい国のようです。ヽ(^o^)丿。
さらに来年からは税率も上がるという・・・。

ちなみに、税金ってどんな種類があるかいまいちわかってなかったのですが、下記のサイトで分類が載っていました。国税・地方税と直間税の切り口でまとめてあります。相続税は国税で、直接税の財産税ですね。土地や家の固定資産税は財産税ですが、地方公共団体に支払っている地方税です。

 

では、田中邸相続税の物納の話はここまでにします。
この後、例のランニングシューズで歩いて家まで帰ってきましたので、その経過をお伝えします。天気が良くてよかったですね。

まず、田中邸から後ろをふりさけみると、日本女子大学です。

そして、七五三と市で賑わう鬼子母神。お参りしました。

その後、北上して東京音楽大学。

おとなりの、威光山法明寺へ。お参りしました。

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もりかずお
もりかずお代表