株式・証券の売却時期 --株の売りのタイミング、一番悩む「売り」という行為、ただ投資においてもっと重要な事は!

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本日は、投資において”意外と”みんなが重要視する「売る」という行為、そしてそれに付随する「損切り」という概念について考えてみましょう。

皆さんの投資戦略は千差万別でいろいろあると思いますが、そのなかで売るという行為は当然に、手段として存在していると思います。

しかしながら、売る理由や目的を明確に言える人は、どれほどいるでしょうか?

先に話しますが、当ブログのテーマであるFairValueInvestmentにおいては、「株価、価格が下がったから」という理由で売ることは基本的に、いや絶対的にありません。価格が下がった時、もっと言うと価格が下がって「不安で不安で精神的にビビってしまった理由」で売るほどつまらないことはありません。不安で売るということは、ほぼ人間の直感に駆られて売っているということで、その他大勢の人と同じ行動をしているということです。そのようなやり方では決して資産を増やすという面で成功はできません。

では、客観的に見て価格が下がっている時とは、どういう時・状態なのでしょうか?
価格が下がるということは過半数の人々が売る方向にベットしている状況です。つまり、人気投票でみんなが悲観的にある状況です。皆が悲観的な状況にあるときに、自分も同じ状況でいるということは、同調しているという精神的安定は得られるかもしれませんが、それ以上のものは何も得られません。
そもそも、このような皆が同じ方向を向いている状況は意味のあることでしょうか?みんながその瞬間瞬間で流されている状況に、どんな意味があるでしょうか?

株式市場の価格、株価は、簡単に言うと瞬間瞬間の値動きはほとんど意味のないものです。チャートを重視する人たちがたくさんいますが、「テクニカル投資法について --人間のパターン認識と心理で間違いを起こす3つの理由」でも書いたように、バックミラーで車を運転する意味が私には理解できません。

売るという行為は非常に重要な行為ですが、投資においてはもっともっと優先度が高く重要なことがあります。それは、物事の価値会社の価値をきちんと理解することです。

以上を踏まえて、私が考える「売る」という条件は、企業価値が低下した時です。具体的には収益性が低下し、EPSの成長が限定的になってきた時に売ります。

では、市場において、株価、価格が下がっている状況はどう捉えればいいのでしょうか?

当ブログの、FairValueInvestmentの考え方では、「バーゲンセール」と考えることを推奨します。

価値があるものが安く売られることはよくあることです。この世の中の当然の現象を冷静に捉え、チャンスに変えていくことが重要でしょう。モノもそうですが、株式会社も同様です。いいモノは長く持つ、いい会社も長く持つことが重要です。
また、資本主義社会においては、成長することが前提となる制度となっています。基本的に企業は成長していくものですので、良い企業を見極めて、長く持つことが重要でしょう。

この記事のまとめ:

お金を儲けという観点では、売るという行為は重要
しかし、いいモノを長く持つ・使うという概念がもっと重要
その立場に立つと、いいモノを見極める力の養成、そして、それを継続して我慢強く持つ戦略が重要となる