定点観測 2022年7月 --米国株式市場で9%、ナスダックは12%も戻しました。標準偏差の収まり具合は?

2022年7月は、米国株式市場で9%、ナスダックは12%も戻しました。
この状況で、過去の株価からの乖離具合を見てみます。
■S&P500

S&P500。

前月で、-1σを大きく下回っていました。今回の復活で、過去1年のマイナス1標準偏差辺りに戻ってきました。

つまり、上げたと言っても、過去1年で見るとかなり安い位置にいます。
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■ジャカルタ総合指数

インドネシア株は、0.57%上昇。少し戻しました。

過去1年で見るとプラス1σ辺りですね。この市場だけはまだ高い状況。

■日経225

日経225は、5.34%も上昇。

過去1年の平均値くらいにいます。チャートの通り、ここ数年はグダグダですね。

■香港、ハンセン指数

香港市場は7.79%も下落。

ここ1年は株価がだだ下がりなので、マイナス1σのあたりになります。
各国株価市場の中では、一番きつい状況ですね。
まあ、安いっちゃ安いのですが、原因が国の問題もありそうなので、おいそれと買いに行けません。

■インド、ムンバイSENSEX30

インドのムンバイSENSEX30は、8.58%と大幅上昇。

過去1年の平均値くらいです。
なんとなく買いに行きたい市場です。
なお、今回のグラフ及び作成手法は、ブログ記事「定点観測 2017年7月 --過去1年移動平均と標準偏差からみた株式市場の買い場」に依っています。ワタクシゴトですが、2018年5月に本を出版しました。
株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!
amzn.to/2G1VtGw 
ビジネス社さんより出していただきました。

この記事のまとめ:

  • 米国株式市場で9%、ナスダックは12%もプラス
  • 香港市場は大幅下落
  • それ以外の市場は概ね大きく戻す