割安株投資か成長株投資か?③ --「株価」の動きと「気象要素」の動きは同じ!この特徴を解説します。ヽ(^o^)丿

株式の投資法は、「割安株投資」と「成長株投資」の観点があります。

その違いを3回に渡って説明していますが、最終回の今回は、身近なカオス現象である「気象現象」と照らし合わせて、割安株投資の特徴、成長株投資の特徴を説明します。

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第1回目と第2回目はこちら↓。

「割安株投資か成長株投資か?① --これらの投資法は相反するものではなく、同時に実行すべきもの・・・。あなたの投資パフォーマンスを上げる発想法のご紹介!」
「割安株投資か成長株投資か?② --「価値」と「価格」の観点から見ると、両者を合わせたハイブリッドな投資法が有効!それが公正価値投資の本質です。(^_^)」

さてさて、今回は、2つの図をまずご提示。
冒頭のグラフが、東京の日々の気温の推移です。夏に向けて気温が上がっていく様子ですね。
下が、株価の変動の様子。

ともに、短い時間軸では激しく変動していますが、右肩上がりの傾向となっています。

この図はそもそも何を表しているかと言うと、気温の方は、短期的には、ある時間のある地点における熱量、つまりエネルギーの交換具合。
つまり、東京が寒ければ、南の方から熱が流れ込んできて、エネルギーの低さを埋めようとします。また、過剰に温度が上がると、今度は東京の周りの温度が相対的に低くなり、エネルギーが低い方に流出していきます。周りとの関係で激しく熱の交換を行っているんですね。
長期的な視点では、太陽の熱量が夏に向けて大きくなる時期ですから、じわじわと平均的な気温は上がっていきます。

では、株価の方はどうでしょうか?
短期的には、日々の、そしてたくさんのプレーヤーの方々の思惑、つまりこの会社が高いか安いかどうかで買ったり売ったりすることにより、価格が変動しています。
つまり、安いと思う人が多いと価格は上がりますし、逆だと下がります。
長期的に見るとどうでしょう。この会社は右肩上がりの株価になっていますが、おそらく業績が良いので、長期的にも利益を成長させると思う人が多くいて株価が上がっていると思われます。
実際業績が良い会社で、私の持ち株でもあるインテュイティブサージカル。

以上の両者の特徴を踏まえますと、成長株投資と割安株投資というのは、以下のようになります。

・成長株投資は、右肩上がりのものに自分のキャッシュを置く行為
・割安株投資は、日々の変動や短期的に下振れしている状況は見抜いて、その時にキャッシュを置く行為

そうすると、株式投資というのはこの両方を同時に実行しないと効率的に儲からないことが分かります。

また、気象に例えると、右肩上がりの時期に投資をすること(永続的に利益成長する会社を買う)、急に気温が下がったような時に投資をすること(暴落時に買う)ということになります。

私が推奨する、FairValueInvestment「公正価値投資」はこの2点を、よりシステマティックに、そして気持ちをコントロールする投資法です。
興味がある方は、ご連絡をください。

最後に、余談ですが、「気象」と「株式投資」の類似点、相違点をまとめておきました。
下記の自著にも詳しく書いてありますので、参考にしてください。

ワタクシゴトですが、2018年5月に本を出版しました。
株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!
amzn.to/2G1VtGw 
ビジネス社さんより出していただきました。

この記事のまとめ:

  • 割安株投資と成長株投資ともに、短期的視点、長期的視点で観察する
  • 肩上がりの時期に投資をすること(永続的に利益成長する会社を買う)
  • 急に気温が下がったような時に投資をすること(暴落時に買う)