初めての寄付1 --児童養護施設への寄付を実行に移してみました。寄付に至るまでの道のりを纏めました。ヽ(^o^)丿

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このたび、生まれて初めて「寄付行為」ということをしてみました。せっかくですので、いちから寄付先を選定し、税制の控除も受けて確定申告までやってみようと考えました。
今回は、その経過を書きましたので、今後寄付をやってみたい方は参考にしてみてください。

なぜ寄付に至ったのか、きっかけ

寄付をやろうと思ったのは、3年ほど前に「ふるさと納税」をしてみたのがきっかけです。当時は、配当所得の合算をしたかったので、e-taxによる確定申告をしていましたが、ついでにふるさと納税の確定申告もやってしまおうと思ったが最初だったと記憶しています。

ふるさと納税については、納めた税金が上限までは全て返ってきますので、いろいろなものが手に入る分、得だなとは思っていましたが、

  • 自治体の返礼の品に、思ったほど欲しいものがない
  • 自分の税金(所得税と住民税)が、モノを買ったところに流れるんですが、本質的にふるさと活性化にはなっていないのではないか
と感じていました。
そこで、普通の寄付も「寄付金控除」が受けられるので、ふるさと納税との違いは何かを調べようとしたのが、寄付をしようと思ったきっかけです。
また、つい最近、

  • 住宅ローンが完済したこと、さらに、
  • このブログにあるように、投資の運用がまあまあ安定しており、毎年それなりの配当が入ってくるようになったこと

もあったので、それに合わせて余剰となった資金を少しだけでも世の中の役に立つように寄付の方に回そうと思い立ちました。

寄付先の選定

今年になって、本格的に寄付を始めようと思い寄付先を調べていると、いろいろなところがあることが分かってきました。
寄付先でまず思いついたのは、孤児(みなしご)の人や身寄りがない子供のためと思い、その方向で探していました。

当初挙がった寄付先は、

  • 日本赤十字社
  • 赤い羽根共同募金
  • あしなが育英会
などでした。

しかしながら、これらの寄付先は、意外と一般管理費(宣伝など)が多く、寄付先に届くお金が相対的に少なくなってしまう傾向があることが分かりました。

それであるなら、直接お金を渡せるところがないか、と探すことになりました。

寄付先決定への道のり

以上の経緯の中で、赤い羽根共同募金の制度の中に、「受配者指定寄附金制度」(寄付者が寄付先とその寄付先で実施される事業を指定して共同募金会を通して寄付できる制度)というのを見つけたのですが、愛知県の赤い羽根共同募金の方に相談したところ、私が思っているような孤児の方に特定して現金を渡すことはできない、とのことでした。

そんなこんなで、今年の11月は寄付先を決めるのに難航していたのですが、愛知県でも古くから開設されている「児童養護施設」(昔で言うところの孤児院です)に直接電話したところ、寮長さんが快く相談に乗ってくれて、寄附金控除も受けられるとのことでした。

という訳で、最終的には、「愛知育児院 児童養護施設 南山寮」というところに直接寄付をすることに決めました。

寄付先の財務体質と評判

寄付先を決めるにあたって、決め手となったのは、

  • 上述の、寄付のお金ができるだけ直接の使途で使われること
  • そのために、寄付先の一般管理費が小さいこと
です。
愛知育児院は決算報告書・事業報告・事業計画を公開していますので、こちらから自由にとれます。事務費が非常に小さくなっており、運営は予算を本業に使っていることが見て取れました。

一点汚点としては、過去の事件として、「児童養護施設で職員による預金着服 入所少年から訓練費など64万円」と言うのがありました。まあ、大変な事件ですが、適切な対応をされているようなので、この件も勘案して寄付先として選定しました。

寄付の実行

寄付の実行は簡単です。ネットバンキングから数クリックで振込をすることで完了しました。

寄付の実行額はまずは5万円から。始めるからには一生毎年欠かさず継続しようと思っているので、無理のない範囲内で実行を開始しました。

次の記事で、寄付金控除について解説したいと思います。

ワタクシゴトですが、2018年5月に本を出版しました。

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ビジネス社さんより出していただきました。

この記事のまとめ:

  • ふるさと納税ばやりから、普通の寄付もあるのではと思いついた
  • 住宅ローンの完済、安定した配当収入から、少しは世の中の役に立つことに回したいと考えた
  • 寄付先は多種多様だが、孤児、身寄りのない子どもたちにと選択肢を絞った
  • 寄付先は、できれば一般管理費が小さく、寄付金が本業に回るところが良かった
  • 最終的には、愛知県の児童養護施設を選び、直接寄付を行った
  • 一生毎年欠かさず継続するつもりだ