人生のアベイラビリティと退職時のシームレスさ --佐々木俊尚さんが可用性を持った生き方を提唱していた!仕事と趣味をシームレスに行きたいですね。ヽ(^o^)丿

佐々木俊尚さんが素敵な人生観・仕事観を紹介しています。
「AIに奪われる仕事」なんて考えても意味がない。本当に考えるべきは… キーワードは「可用性」にあり

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■システムにおける「可用性」という用語可用性は、英語でアベイラビリティと言います。この用語は、システム構築・運用管理などの領域でよく出てくるものですが、システム界隈では、「利用可能を維持する能力」のことを指します。

例えば、単体では100日のうち、1日は故障し動かない時間が生じるシステムは、稼働率が(100-1)/100=99%と表されます。非稼働率が1%ということですね。
このような状況で、同じシステムをもう一つ用意し、常に動いているどちらかのシステムに切り替わるようにした場合(つまり2重化による冗長化を図った場合)、非稼働率は、両方共が同時に故障した場合になります。
その非稼働率は、1%×1%=0.01×0.01=0.0001(0.01%)となります。
その場合の裏返しの稼働率は、当然に、99.99%となり、単体のときに比べて想定される停止の時間はそうとう減少しました。

システムの世界では、こんな試算からシステムの可用性を詰めていきます。

では、佐々木さんの言う、人生の可用性とは何でしょうか?

■人生の可用性とは?

佐々木さんは、可用性の本質を、全体の稼働性に求め、部分的な信頼性より重視しようとしています。

それを人生に当てはめると、例えば、

  • あなたが、今お世話になっている、終身雇用制で比較的給料も良い、信頼性が高い仕事だけでなく
  • 将来、全体的に稼働しやすい環境に身を置こう
とのことです。

佐々木さんは、もと居た新聞社を退職した時、当初は戸惑いもあったようですが、フリーランスで自分なりに数々の仕事を幅広くこなしていくうちに、気づいたら可用性を手にしていたとのことです。

■給料というフローとリスク

この佐々木さんの考え方は非常に良い考え方で、退職後に何もすることがなくなってしまう、現代のサラリーマンの末路を思うと、現役時代に自分の可能性を広げておくことは非常に重要だと思います。

一方、デメリットとしては、人間誰しもお金のフローが必要で、それを失うもしくは減じるリスクを負うということです。

このリスクを低減させながら、自分の可能性を広げていくことができる人が将来の楽しみという価値を見い出せるのでしょうね。

■若い人の対処法

では、リスクをコントロールしながら、若い人はどのような行動を取ればよいでしょうか?
私の経験も勘案しながら、事例を挙げたいと思います。

若い時は、将来に向けての時間を使えますので、多少のリスクには耐えられます。よって、時間を利用してじっくりと事を興していくことが必須です。また、より効率よく可用性を手に得るため、仕事と趣味をシームレスにして、学ぶことの相乗効果を得ます。また、趣味をセットにすることで、楽しく仕事をする効果もあります。

以上を踏まえて、

  • 会社では、できるだけ部署々々で、本質的な仕事に就きスキルを身につける
  • できるだけ、良いお給金を得る(ただ、体や精神を壊してまで無理してやることはない)
  • その間に、お仕事、プライベートともに人脈を獲得する。両方にまたがる人を見つけるのがより良い
  • 趣味を持ち、できれば仕事上の内容と絡める
  • 仕事の時間を半分趣味とも思うことにより、楽しく学ぶ
  • 仕事も趣味も楽しく失敗する、そしてたくさん失敗する
のような行動を起こします。
私の場合は、具体的に、
①「本業のネットワーク管理者からネットの事業と、個人的なSNS展開などをシームレスに」
②「本業の財務の管理会計と、個人的な株式投資の企業調査、企業価値評価などをシームレス」
にしてきました。

まあまあ、楽しく仕事ができて来たと思っています。

この記事のまとめ:

  • 佐々木俊尚さんが、人生の可用性という概念を提唱
  • 人生を全体的な可動性が効くようなものにしたい
  • 仕事と趣味をシームレスに
  • 楽しく仕事と趣味を行い人脈を増やそう