インドネシア株式の優位性とリスク --いろいろな要因からインドネシアの将来を考えてみましょう!

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私の投資の中で、非常に重要となる戦略のひとつは、①価値あるものを安く仕入れる、というものがあります。これを実現するための戦術として、a.暴落時など安値になったところで仕入れる、b.企業価値を計算する方法をきちんと勉強し、応用できるようにする、さらにc.エクセレントカンパニーを見抜けるようにする、というものがあります。

これらが、メインとなる戦略、戦術なのですが、さらにリスクを減らし、確実に儲けられるようにするために、併せて次のようなサブ戦略を持っています。

一つ目は、②通貨変動のリスクを減らすこと。これは非常に難しいことですが、私の場合は日本の現在の財政状況を勘案して、資本を海外に移すことをその戦術・対応策としています。
二つ目は、③国の成長に乗ること。日本の高度成長期を肌で感じた経験を活かし、国の成長という大きな潮流に乗って投資していくことを戦術とします。過去の歴史から見ても、主要先進国の市場はだいたい30年で株価指数が10倍になっています(名目ですが)ので、この流れを上手く使うことになります。

これらの戦略を持って投資に臨んだところ、ここ14年で平均利回り16.5%位で資産を増やせてますので、これはまあまあの戦略なのではないかと思っています。
「ポートフォリオリスク --リスクとリターンの関係を見える化して分かる3つのこと、教訓」

自家製ファンドのリターン(月間)

ここの2年位はさらに安定を得るために、④高配当の銘柄に少しずつシフトしていく、というものもあります。

これらの戦略や私の投資目的に合致する投資先を探しているのですが、今回紹介するインドネシアはその候補のひとつとして有望だと思います。

「Kalbe Farma Tbk. (KLBF.JK) 配当が出ました --インドネシア最大の製薬会社」でも書きましたが、インドネシアはGDPの成長と性の相関が強いと言われる人口動態が釣鐘状で若い国です。

今後はも人口の伸びに合わせて、GDPは成長していくでしょう。

 

 

国の成長がざっと考えて8%、株式のリスクプレミアムが小さく見積もって5%(過去の実績ではもっともっと高い)で、うまくすると放っておくだけで13%で回すことができるかもしれません。
この前提条件の上で、さらにリスクを減らすために、超エクセレントな会社のみを選別、ある程度の分散をするなどの戦術を採れば、そうそう損はしないと考えます。
13%といえば、5,6年で株価が倍になる利回りですから20年あればうまくすると10倍位にはできると思います。

ちなみに、「上がる株ほどよく上がる、という株式投資のカラクリ --やってみるとよく分かる3つの法則」で書きましたが、株価は3倍を過ぎるとどんどん上がっていきます。このような金のガチョウを見つけるまでが大変ですが、成長しそうな国に今のうちに資金を預けて気長に待ってみるのも良いかと思います(というか、これが株式投資の王道)。

最後に、リスクですが、大前提となる「国が思ったより成長しない」、というのもあるかもしれません。また、その原因となる、政情があまり安定しない、というのも起こり得ます。これらのリスクは普通に起きることなので、資産の分散は必要でしょう。あまり、思い込みをしないで少しずつ投資していく心がけが必要だと思います。