「NEVER LOST AGAIN グーグルマップ誕生」読了 --今は誰もが目にするグーグル地図。革新的な技術が登場し、変化していく様をドキュメンタリで追うことができる名著。(*_*)

当書籍は、グーグルマップの前身である「キーホール」の開発者・マーケッターである著者が、開発時からグーグルによる買収、その後の展開を時系列で書いたものです。

資金が足りない頃から苦労して、技術を積み上げた時代。
そして、グーグルから買収をされた時代。
そしてどんどんチームが変革していく時代。

グーグル地図に関する変遷を生々しく知ることができます。

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■章立ては?

序章 出発点
目的地は? スタートアップ時代
Chapter01 スーパーマンみたい
Chapter02 パワーズ・オブ・テン
Chapter03 緑のフォルダー
Chapter04 ガス欠
Chapter05 状況分析室
Chapter06 カーテン裏
再計算 グーグルでの年月
Chapter07 シリーズBかシリーズGか
Chapter08 ラッキーな気分
Chapter09 33名分の席
Chapter10 ディナーを賭けて
Chapter11 グーグルマップマニア
Chapter12 新しい業界の誕生
Chapter13 ハロー、グーグルアース
Chapter14 惑星のダッシュボード
Chapter15 青いドット
Chapter16 オッケー、グーグル。ここはどこ?
Chapter17 街での人気
Chapter18 4000杯のラテ
Chapter19 上空に新たなグーグルの目
Chapter20 グラウンドトゥルース・プロジェクト
Chapter21 ムーンショット完了、次は火星を目指して
エピローグ ゲットできた?

■面白いところ

この本の面白いところは、

  • 「キーホール」社を通じて、グーグルの急成長がわかること
  • グーグルの新サービスに対する感受性、反応の良さがわかること
  • グーグルマップ、グーグルアースの革新性
  • 革新的サービスに対して、周りのインフラが追いついてくる様子
  • 買収される会社の葛藤

世の中って、技術革新で世界を動かしているんだな、というところが実感できる書籍となっています。いかに、グーグルマップが世界に革新を与えたか、そしてそこから派生する各種サービスなど、この頃の世の中の展開が手にとるように分かります。

当初の開発者が思っていたこととは全く違うサービスが生み出されていく様は、最初のキーホール社を立ち上げたメンバーには読めなかったことだと思います。

世の中には自分だけではなし得ない事が起きます。このへんが人間の凄さです。
自分の力だけを過信しないで、そしていろいろな方々の力を借りられるように、常に魅力的なアイデアを考えていく必要があります。
その上で、人間性を高めて、いろいろな人に助けてもらえるような人材になりたいですね。

ワタクシゴトですが、2018年5月に本を出版しました。
株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!
amzn.to/2G1VtGw 
ビジネス社さんより出していただきました。

この記事のまとめ:

  • グーグル地図の開発とサービス展開をダイジェストにした書籍
  • 大手グーグルに買収される葛藤がわかる
  • 世の中に対する技術革新のインパクトが分かる本