「言志四録」読了 --江戸時代の朱子学の祖、佐藤一斎の書籍。言志四録の印象的な部分を抽出し現代語訳。

当書籍は、江戸時代末期の多くの人物に影響を与えた、佐藤一斎の書です。佐藤一斎は、朱子学を中心に学んだ人物ですが、その知見は幅広く、弟子には佐久間象山、勝海舟、吉田松陰、高杉晋作、伊藤博文と続きます。
また、西郷隆盛もこの書籍を愛読していたことも知られています。

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■章立ては?

Ⅰ 言志録
Ⅱ 言志後録
Ⅲ 言志晩録
Ⅳ 言志耋録
となっており、執筆年代の順で展開しています。

Ⅰは42歳のときから、Ⅱは57歳のときから、Ⅲは67歳のときから、Ⅳは80歳のときから執筆をしており、かなりの晩年から書き始めた書であることがわかります。40年以上かけて書き綴った書です。

構成は、条の単位になっており、4つを合わせると1133条あります。この本は抜粋ですが、すべてを読むとかなりのボリュームになりそうですね。佐藤一斎じたい、40年にわたって紡ぎ出したものですから。

■印象は?

非常に多くの教訓が得られる書籍です。また、一つ一つの条はそれほど文字数も多くないため、噛み締めながら読み進めることができます。
当書は、現代語訳、原文、解説の順で、構成されているため、原文が読めなくても意味を理解できるようになっています。現代語訳と原文を見比べながら、古語を勉強しながら読み進められるのが良いところです。

当書のベースに流れているのは、人間的にどう行きていくかということが中心になっています。特に、帝王学、リーダとしての心構えに関しては共感できるところが多く、迷ったときにこの書を手にとるのは良いでしょう。

■最後に

この書である程度、意味がつかめるようになった後は、すべてを原文で読んでみたくなる書です。

ワタクシゴトですが、2018年5月に本を出版しました。
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ビジネス社さんより出していただきました。

この記事のまとめ:

  • 江戸時代末期の佐藤一斎の書
  • リーダシップや現代に通じる道標となる
  • 佐久間象山、勝海舟、吉田松陰、高杉晋作、伊藤博文など、松下村塾のメンバに大きな影響を与えた
  • 西郷隆盛の愛読書としても知られる