「株で富を築くバフェットの法則最新版 不透明なマーケットで40年以上勝ち続ける投資法」 読了 –Warrenの苦悩と凄さがリアルに分かる本

久々に読んだバフェット本。4冊目くらいでしょうか。

ある程度バフェットの投資を学んだ人、知っている人にとっては、再確認するのに非常に良い書籍だと思います。

この本は適度にまとまっていて、バフェットの投資法が、

  • ベンジャミン・グレアムのバリュー投資
  • フィリップ・フィッシャーの成長株投資

の複合型であることが改めて明確にわかります。

「価値」と「価格」を「定量的」に理解するグレアム流
ビジネスや経営者を「定性的」に理解する フィッシャー流

お互いの投資の特徴とキーワードを押さえると、

【グレアム】

  • 価値と価格のギャップ
  • 定量的
  • 企業の決算資料
  • 分散投資
【フィッシャー】
  • 成長する会社
  • 定性的
  • 経営者の資質・人柄、従業員の満足度など
  • 集中投資

正反対に思えるこの投資法がバフェットの中ではひとつの体系として収まっています。

この中で、個人投資家として取ることができない手法は、

  • 定性的 → フィッシャーのように経営者に会うことは、個人は時間・立場等の制約で不可能
  • 集中投資 → フィッシャーやべフェットのように自分のポートフォリオを常に見守ることは、個人は時間的な成約があり不可能
なのですが、
以上の制約を踏まえて工夫をすれば、個人投資家も自分なりのバフェット流の投資法を編み出すことができるのではないでしょうか。

株で富を築くバフェットの法則[最新版]—不透明なマーケットで40年以上勝ち続ける投資法 [単行本(ソフトカバー)] ロバート・G・ハグストローム (著), 小野 一郎 (翻訳)

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もりかずお
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