「出世したけりゃ 会計・財務は一緒に学べ!」読了 –アカウンティングとファイナンスを主に管理会計の視点から掘り下げています
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久しぶりの読了書籍になります。
(ちなみにこれまで読んできた投資・経済の本はこちら)
当書籍は、子会社の取締役を任命された架空の人物の経営対応を例にしながら、財務諸表から管理会計、そして資本構成最適化など幅広い会計・財務の要点を解説している書籍です。
章立ては、
第1章が、決算書はここだけ見れば十分~財務3表キモのキモ
第2章が、事業投資とM&Aのポイント~適切な投資の意思決定
第3章が、資金調達のポイント~増資、借入、社債発行の意思決定
第4章が、株部誌還元のポイント~配当と自社株買いの意思決定
となっています。
新書で、約250ページの中にこれだけの内容を詰め込んでいますので、簡単に言うと内容は薄いです。ですから、実務で財務をこなしている方には全く持って歯ごたえがなく、投資をされる方にとっても直接投資実績に繋がる内容にはなっていません。
しかしながら、財務会計の全体的な内容、経営者が気にする指標をざっと見るには良い本だと思います。値段も760円なので適価でしょう。
副題に「出世したけりゃ」と書いてありますが、これは出版社の意向でつけたようなタイトルでしょう。これを読んでも出世できるとは限りません。というか出世には一切関係ない内容ですので、ダマされないようにしましょう(笑)。
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