「ドリブルデザイン 日本サッカーを変える「99%抜けるドリブル理論」読了 --ドリブル理論で世界を股にかける岡部将和さんの書籍。テクニカルな事柄を文字に起こした画期的なサッカー本です。

ドリブルデザイナーという、世界でオンリーワンの存在として知られる岡部将和さんの書籍です。
岡部さんはドリブルというサッカーでは欠かせない技術を体系的に解き明かし、文章化することで世の中に貢献する、という取り組みをされています。

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また、動画やSNSでの拡散にも努めていて、若い世代のフットボーラーを育成する一助にもなっています。

■章立ては?

章立ては、
第1章 「99%抜けるドリブル理論」 ロジック編
第2章 「99%抜けるドリブル理論」 テクニック編
第3章 超一流プレーヤーのドリブルを分析する
第4章 チャレンジすることの大切さを伝える
となっています。

■抜くために、どんなギャップを使うか

第1章は、ロジック編ということで、ドリブルで何故抜けるのかを解き明かしています。
ワタシ的には、間合い=距離×角度という主張が非常にしっくり来ました。

私は、大学時代、アイスホッケーをやっておりましたので、サッカーとの類似点が多く、「間合い=距離×角度」というのがよく分かりました。

ちょっと私の話になってしまいますが、アイスホッケーとサッカーの類似点についてまとめました。

・球を体の後ろに置くことによって、DFのポジションをずらす、惑わせること
⇒ 特にサッカーの場合は、DFは球とゴールの間に立つことが基本なので、攻撃者の体が先行されていること(抜かれ気味になっている状況)に気づきづらい。
⇒ この点が、岡部さんも主張されている、DFは1対1の状況で距離には敏感だが、少し横に来られた時の角度には鈍感であるということと同値です。

一方、アイスホッケーとサッカーの相違点もあります。

・ホッケーの場合は、体の後ろに玉を置く体制はシュートモーションでもあり、DFはどうしても球に対してケアしなければならないこと。サッカーの場合は、球が奥にある(体より後ろの方にある)と流石にシュートは打てないので、選択肢としては、縦に抜くか、カットインくらいしかなくなる。つまりホッケーのほうがシュートという選択肢が1つ多い。
・ただ、ホッケーはDFのルール上、体に当たって良い(体を抑えて良い)ので、体さえ止めれば抜かれることはなくなること。最悪、1対1は引き分けで終えられる。サッカーの場合、DFはボールにタックルしないといけない。
・次に、ホッケーの場合は、後ろの球(パック)を前に持ってくるとき、(手の長さ+スティック分)×2倍の長さを使えるため、攻撃者は体を前にさえ運べれば一気に抜けてしまう。つまり、手のストロークで一気に抜きやすいということですね。
⇒ ただし、ホッケーはスティックハンドがあるので、片側しか有効ではない。私はレフトハンドなので、右サイドからの攻撃は、①シュート、②縦に抜く、もしくは③左にターンして中にカット・インするという多くの選択肢が取れる。しかしながら、左サイドから攻めるときは、どうしても球(パック)が外側に来てしまうため、選択肢が縦に抜くくらいしか取れなくなり、有効な攻撃が狭まる。一方、サッカーの場合は、両足が使えれば両サイドで有効に作用する。

■各プレーヤの具体的対応方法

第3章には、メッシ、ネイマール、アザール、ムベッパ、C・ロナウド、アルトゥールの技術的背景を記しています。とても具体的で勉強になります。
これらの話は、岡部さんのyoutubeにもよく出てくるので、そちらも見たほうが良いですね。

■最後に、チャレンジすることとは?

最後の章は、岡部さん自身の思いが書いてあります。

「自分が好きなことをして人生を幸せに生きたい」

とても記憶に残る話でした。

なお、ちょっと前に行われた出版記念会に出席してきました。岡部さん、ありがとうございました。(*^^*)

ワタクシゴトですが、2018年5月に本を出版しました。
株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!
amzn.to/2G1VtGw 
ビジネス社さんより出していただきました。

この記事のまとめ:

  • ドリブルデザイナー岡部さんのドリブル理論
  • 世界のスーパースターのドリブルテクニックの解説もあり
  • 1対1の抜き方は、アイスホッケーとの共通点も