「トップ0.1%の超富裕層だけが知っている お金の哲学」読了 –論理性が皆無で、定量的でもない大金持ち論です
当書籍は、電子書籍を読むようになって購入した3冊目になります。
筆者はメガバンクでいわゆる富裕層の方々に融資をするビジネスを手がけてきており、当書籍は、その経験からお金持ちの行動様式を纏めた一冊となっています。
章立ては、
第1章 お金っ持ちは本当にケチなのか? お金編
第2章 他人への気配りで自分も満足する 行動編
第3章 財をなす人のセルフコントロール 習慣遍
第4章 成功の秘密はここにあった 性格編
の4章立てになっています。
全体的には、CASEを34個とっており、「紙幣」から「休日」まで、身近なテーマにそって、
- 普通の人
- 小金持ち
- 大金持ち
の事例を挙げています。
全体的に、事例が具体的なので、読みやすくイメージしやすい構成になっていますので、一気に読み進めることができます。
しかしながら、事例があまりにもチープなものが多いのと、体系立ってないことから、最後まで大金持ちのイメージはつかむことができません。
チープな例としては、例えばCASE21の待ち合わせ。
普通の人は、東京駅での待ち合わせを銀の鈴でする。
小金持ちは、商業施設で待ち合わせをする。
大金持ちは、大型書店で待ち合わせをする。
だそうです。
ね、チープでしょ。
終始こんな感じで論理が展開していきますので、読み終わった後に得るものがなくて疲れてしまいます。
この書籍は、紙の本が1620円。電子書籍が920円。安いですね。それがこの本の価値を表しているのかもしれないです。
まあ、興味をもった方は手にとって見るのもいいですが、真剣に読む本でもなさそうです。
最後にダメ押しで、事例CASE27 ニュース
普通の人は、経済動向をNHKニュースで確認する。
小金持ちは、ワールド・ビジネス・サテライトで確認する。
大金持ちは、日経CNBCで確認する。
うっそーん!ギャグですか?・・(笑)。
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