「チーズはどこへ消えた?」読了 –超有名本!!全体のページ数は少なく、物語としても読みやすい本ですが、内容は最高級。リスクを取るということ、変化にアジャストするということに勇気を与えてくれます。(^o^)

当書籍は、全世界で売れに売れている本で、物語風で、しかも絵本的な感じですので(絵本ではないですが)、非常に読みやすく仕上がっています。

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ちなみに薄い本(内容じゃなく、量が少ない本)としては、
「「アイデアのつくり方」読了 –米国の広告業界にいた著者によるビジネスアイデアの発想法の書籍。薄い本ですが、シンプルな考え方を学ぶことができます。あと、あっという間に読めるのでお気軽。(*^^*)」
は、私が読んだ本の中でもかなり量が少なかったのですが、この本もそれについで薄い本ですね。(^o^)。
(強調しますが、内容は両方ともとても濃い内容です。ページが少ないということね)

■経営・マーケティングの抽象化

この書籍には、2匹のネズミと2人の小人が出てきます。
この4体が、事業経営やマーケティングに対する、人間の本性を表しています。人間の複雑性を4つのジャンルに抽象化しているのですね。

①一人は、超保守的で、さらにノーチャレンジな者
②次は、追い詰められてから、行動に移した者
③3つ目は、変化に即座に反応し、新しいチャレンジをすぐにし始めた者
④4つ目は、③に賛同して、すぐに動いた者

■この書籍は、イノベータ理論かな!マーケティング理論のあるジャンルに、「イノベータ理論」というのがあります。
商品やサービスの流行り具合に関して、人間の少数派・多数派の反応が関係しているというものです。

  • イノベーター(革新者)
  • アーリーアダプター(初期採用者)
  • アーリーマジョリティ(前期追随者)
  • レイトマジョリティ(後期追随者)
  • ラガード(遅滞者)

少数派から順に上記のようになります。

商品やサービスは、革新的なものを少数派が試し、それを初期の頃に採用する。その後、追随者が現れ、取り残されている人もいる、という感じです。

■4体それぞれ

では、この4体はどのジャンルの対応を表現しているのでしょうか?

「①一人は、超保守的で、さらにノーチャレンジな者」は、ラガードと呼ばれる者でしょう。
「②次は、追い詰められてから、行動に移した者」は、レイトマジョリティ。
「③3つ目は、変化に即座に反応し、新しいチャレンジをすぐにし始めた者」は、アーリーアダプター。
「④4つ目は、③に賛同して、すぐに動いた者」は、アーリーマジョリティ。

こんなところでしょうか。

今回の、「チーズはどこへ消えた?」では、チーズステーションCのチーズがなくなってから4体は行動を起こしていますので、イノベーター(革新者)はいないのでしょうね。
仮に、イノベーター(革新者)が登場するとしたら、まだ、チーズステーションCにチーズがある段階から、その安住を蹴ってでも挑戦と言う旅に出る者でしょうね。(^o^)

■さてさて、皆さんはどう行動しましょうか?

この頃は世の中の変化も早いので、もちろん図の左側の立場にいるほうが良いと思われます。
しかしながら、当書籍では、もう一つ重要なことを言っています。
a.早い段階で、
b.変化に気づくこと

a.は、常に世の中や周りのことに、気を配っている必要があります。
b.は、基礎的な知識を得ている必要があります。つまり自分の得意分野以外でもある程度の知識を勉強している必要があるんですね。

話は変わりますが、野球のメジャーリーグで成功している、イチロー選手や長谷川滋利投手が、米国でのインタビューに答えていて、全く同じ事を言っていて感動した覚えがあります。

インタビュアー「米国に来て、長い間、成功を収めていますが、何がいちばん重要な要素ですか?」

この段階で、私は、才能とかセンスとかが答えとして返ってくるのかな、と思っていたのですが、お二人の答えは、

「アジャストすることです」

成功している人は、対峙してくる敵に対して、常にa.b.を経て、アジャスト(適応)という行動をしているんですね。頭が下がります。

ワタクシゴトですが、2018年5月に本を出版しました。

株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!
amzn.to/2G1VtGw 
ビジネス社さんより出していただきました。

この記事のまとめ:

  • 当書籍は、4体のリスクに対する行動を抽象化している
  • イノベータ理論がベース?
  • あなたも早期に、変化にアジャストできるようにしよう

投稿者プロフィール

もりかずお
もりかずお代表