GlaxoSmithKline plc (GSK)2 配当が出ました –世界第6位の製薬企業ですが本業に陰りが見えます
グラクソ・スミスクライン、GlaxoSmithKline plc (GSK)の2015年第1四半期配当が出ました。
予想配当利回りが、現時点で5.90%の高配当銘柄の筆頭ですが、足元の事業は少しおぼつかない状態です。
見ていきましょう。
まずは、売上と各種利益。
売上は、2014年で大きく下げています。本業の競争の厳しさが原因と発表されています。
現在製薬業は、全業界的にパテント切れの時期を迎えており、また新薬開発が業界全体でなかなか進まない状況です。すでに開発しやすい新薬は開発し尽くすされ、難病と言われる新薬開発が難しい物だけが残っており、新薬の創出が進まないのが現状です。
損益分岐点については、下の図のように2014年度で上がってしまっています。固定費があまり増減がないようなので、変動費率の上昇が原因でしょう。良い傾向ではないですね。
全体的に高配当なのはいいのですが、本業がジリ貧となるのは問題です。EPSの伸びがなく、株価が抑えられるようでは、株式投資をしている意味が無いので、少しでも事業成長はしていってほしいものです。
もう数年は我慢して付き合っていくことも必要ですが、本業による利益成長が見込めなくなるようでしたら、対応を考えたほうが良いかもしれませんね。(T_T)
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