家計簿のすすめ10 –クレジットカードを使い倒してみませんか?ここには金利を取られない借金がある
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家計簿のすすめの10回目になります。
第8回「家計簿のすすめ8 お家のお金の流れを把握しよう 実践編 –我が家の家計簿はVISAカード明細」でも書いたのですが、私はVISAカードの利用明細者を家計簿代わりに利用しています。
今回は、少し話を戻してクレジットカードの不思議な性質と利用メリットを書きたいと思います。
まずは不思議な点から。
金融の面から見るとクレジットカードは際立った特徴があります。それは、買い物等利用したあと、支払いをするまでに約1ヶ月無金利であること。
世の中で借金をする場合は必ず金利がつきまといます。で、金利の多寡がそのモノと期間の価値になるのですね。オプション取引でも、「本質的価値」と「時間的価値」に分かれており、金利もこの一つの要素になっています。
時間が経過するものについては、金融では金利がセットで計算されるもので、さらに期限に区切りがある金利については、複利で計算されると、なんども利子がかかり雪だるま式に膨らむ性格があります。アインシュタインの有名な「人類最大の発明は複利である」という言葉もあるくらいです。
また、ドラえもんの「バイバイン」というひみつ道具では、栗まんじゅうが5分で2倍になってしまいましたので、宇宙に捨てに行く羽目になりました。この場合は金利が5分で100%ということですね。
このように、これまで人類はお金を貸す場合に金利という概念を利用して未来の価値を取ってきたわけです。
しかし、現代になって、クレジットカード会社が1ヶ月とはいえ、無金利で支払いを先延ばす商品を開発したのは驚異です。
さてさて、この声質を踏まえて私達としては、恩恵を最大限利用する必要があります。つまり1か月後の無金利まとめ払いができるので、うまく生活をコントロールして無金利のメリットを享受したいですね。
次に、普通のメリットです。
前述ですが、クレジットカード会社は頼んでもいないのに、まとめ払いのリストを作ってくれます。いい感じの様式でWEBでも見られるようにしてくれるので、これもメリットです。
私はこの機能を家計簿として利用しています。
最後に、このようなタダに見えるコストは誰が払っているのか考えましょう。
世の中には、フリーランチ、タダメシ食いはありません。タダで得しているように見えても必ず誰かがそのコストを負担しています。
では、このクレジットカードの便利な機能は誰が負担しているのでしょう。
答は、加盟店が支払っています。
で、終わりかというとそうでなくて、その加盟店は誰に負担させているかというとお客様ですね。
つまり廻り回って、お客様の私達が支払っています。
ということで残念ながらこの便利な機能のコストは私達が払っていることになります。因果応報ですね。
で、ここで終わりかというとそうでなくて、クレジットカードは利用している人もいるし利用していない人もいます。加盟店のお客様へのコスト転嫁は、一律全てのお客様にあまねく負担させています。
そう考えると利用したほうがお得のような気がしますね。
まあ、クレジットカードにはデメリットも有りますので、うまくコントロールできる人がこのメリットを享受できることになります。
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