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家計簿のすすめ11 –家のローンを返さず、株式投資を進める方法? ROA>負債利子率、さぁ財務レバレッジ

2015年10月18日 最終更新日時 : 2024年6月7日 もりかずおもりかずお

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本日は、家のローン等、借金がある方が株式投資などのリスクある投資を進めていいのか、つまり株式投資をやる余裕があるなら早めに借金を返済した方がいいのではないか、と言う疑問に「一部」お答えします。ヽ(^o^)丿
ただ、答えになっていないと思いますので、あまり期待しないでください。(-_-;)

借金がいいのか、投資がいいのか、さらにもっと言うと借金をしてでも投資したほうがいいのかについて、悩んでいる方も多いと思います。

今回はヒントとして、企業の場合は事業をどう進めるかを見ていきます。

企業の場合は、良い事業がある場合、

  • 自己資本をさらに増やしてまで、事業を拡大する → 株を新たに売りだして資金調達する
  • 他人資本をさらに増やしてまで、事業を拡大する → 銀行等から借金をする
と言う選択肢があります
この場合、企業はどのように合理的に判断をするでしょうか?上記の資金調達コストより事業の利益率が高い場合、どんどん進めていいということになります。資金調達コストとは、いわゆる金利のことで自己資本で調達する場合は投資家が求めるリターン、銀行の場合は貸出金利です。

で、今回は「借金をしてまで投資をするか」と言うテーマですので、企業でも銀行から借りる場合を想定します。結論を先に書きますと、企業においては、

ROA>負債利子率

が成り立てば借金をしてでも事業に投資をしていくことになります。

では、ROAとは?ROAは、事業利益/総資産。

事業利益は、財務諸表を理解されている方でもあまり聞かない言葉かもしれません。営業利益や経常利益はご存知だと思います。事業利益は、営業利益に、利息や配当から受け取ったお金を足したものになります。本業の儲けを表すのが営業利益ですが、さらに会社運営上、資金を回して得た受取利息や配当を足したものになります。
総資産は、資産の合計です。

次に、負債利子率とは?
負債利子率は、BSの右側、簡単に言うと銀行から借りる時の利子率になります。

では、この「ROA>負債利子率」の意味を考えていきましょう。
総資産に対する事業利益の割合、つまり全資産を使ってある程度の利益を上げられている場合、それがそのお金を借りる利率より上回っている場合は、借金をしてでもその優良事業にお金を使ったほうがいいことになります。

簡単に言いますと、例えば、100万円で5万円を稼ぐ場合(5%の事業利益率)に、その100万円の利息が3万円の場合(3%の負債利子率)、2万円の稼ぎになります。
この状況では、1億円を借りて500万円を稼ぎ300万円の支払利息を払って、200万円の益を得たほうがいいという感じです。

この状況を、財務レバレッジをかけるといいます。
財務レバレッジは総資産/自己資本(純資産)という式で表されます。先の例では、100万円を借りているのをいきなり1億円借りたのですが、企業の場合、だいたい自己資本を持って始めますのである程度の資本があります。BSの右下ですね。

今回の例で、自己資本を10万円とすると、最初は100万円を借りたので、財務レバレッジは100万円/10万円=10倍となります。つまり10倍率で他人のお金(他人資本)を使って事業を行っている状況です。なお、自己資本比率は当然に10/110で9.1%となります。
それが1億円になると、財務レバレッジは1億円/10万円=1000倍となります。自己資本比率は10/1001=0.99%となります。悲惨な自己資本比率ですね。

では、「ROA>負債利子率」の言うは易しというのはありますが、この財務レバレッジを効かせてどんどんイケイケで事業を広げていったらどんなデメリットが有るのでしょう。

それは、この「ROA>負債利子率」が成り立っているうちはいいのですが、逆回転をし始めた時に悲惨になります。その場合、利子額のほうが利益を上回り始めますので、金利をカバーできなくなるわけですね。
いま、韓国では営業利益で支払利息すら払えなくなっている企業が続出しているようですが、ひょっとするとレバレッジをかけすぎた結果かもしれません。

なお、この負債の割合をどれくらいにするのが最適化、という課題については、MM理論(モジリアーニ・ミラー)というのがありますので、借金ばかりに頼ってはいけないよ、という道標もあるわけです。最適資本構成の話ですね。また、今度書きます。

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