節約のすすめ4 –さぁ、断捨離第2弾、30年間連れ添っている腕時計の話、時間が創造する価値の大切さ・貴重さ
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節約のすすめ第4話、で、「価値あるもの紹介」の第2弾になります。
私は高校に入学してから腕時計をしていますが、いままで1本の腕時計でずっと過ごしています。約30年間、この腕時計と一緒に過ごしています。
その腕時計は、セイコーのクオーツ時計。H449-5030という型番。
↓この時計と30年間過ごしてきた!
この時計は、私の「価値あるもの」の中でも、筆頭のものです。
買ってもらったのは、高校に入学する時。お父さんとお母さんに買ってもらいました(今は、父は他界していませんが、(T_T))。3万円だった記憶ですが、当時は相当高いものを買ってもらった、長持ちさせねば、という気持ちでした。今では、違った意味で長持ちさせて一生使っていきたい気持ちでいっぱいです。
思い出①
長持ちさせようと丁寧に扱っていたのですが、買って3ヶ月で、高校1年のプールの授業でコンクリートに落としてしまい、ガラスが割れることに。相当凹みました。数千円で修理することに。(T_T)
思い出②
5年ほど前、凄い出会いが。長年使っていると電池やベルトを変更することが多くなるのですが、いま勤務中の大きなビルに入っている時計店に電池交換に初めて伺った時のこと。
そこの店長さんが偶然、元セイコーの職員さんで、瞬時に型番と年式を当てられました。ただ、ここに大きな間違いが。
店長さん 「えらい古い時計を使ってますね。すごいですね。」
私 「ありがとうございます。昔、お父さんとお母さんに買ってもらいまして。」
店長さん 「15年前から使っているとは凄いね。私も元セイコーの職員でこの製品を扱っていたから」
私 「いえいえ、25年前から使ってますよ」
実はセイコーのこの製品のシリアルナンバーは、10年台のところのシリアルがなくて、下一桁しかありません。だから、店長さんは、15年前のものと勘違いして、流石に25年前のものを使っているとは思ってなかった、ということです。
それ以来、店長さんとはお友達になって、いろいろ便宜を図ってもらいました。
ある時(つい最近のことですが)、また落としてしまってガラスの端にヒビが入ってしまいました。店長さんに修理をお願いしたのですが、セイコーではもう在庫もなく、修理もできないとのこと。ただ、店長さんの人脈・伝手で下請けのガラス会社に特別頼んで、修理をしていただきました。なので、いまは私の時計は、特別に私のためだけに作った表面ガラスがはめ込んであります。
思い出③
これだけ使っていると、消耗品の電池とベルトは年1ペースで交換が入ります。
(電池はこの頃の技術なのか、持ちがいいような気がする)
特にベルトはもう20回は替えていると思います。ベルトを買えていくたびに愛着が積み重なっていきます。
これまで、このFairValueInvestmentのブログで、価値と価格の関係を話してきました。
形あるものの価値は、
- ベーシックな原材料の価値
- その製品の技術の価値
- そのメーカーや製品のブランド価値
- 各種希少価値
それはその製品が貴方との「関係性で生まれた価値」で、誰でもおいそれと真似できる価値ではありません。いままで受け身だった一方向の価値を、双方向のインタラクティブ価値へ昇華する時、自分にとっては、自分の人生にとってはかけがえの無い価値になります。
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