The Walt Disney Company (DIS)5 銘柄紹介 –アップルがウォルト・ディズニーを買収するとの噂が。ディズニーの新しい決算が出ていますので財務状況を見ておきましょう。(^_^)v

数日前に、アップルがウォルト・ディズニーを買収するのでは?というニュースが流れました。↓
AppleがDisneyを約26兆円で買収!?アナリストが予測
今回は、新しい決算も出ていますので、ウォルト・ディズニーの現状を見ていこうと思います。

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■収益性の変化は?

売上は少しずつながらも着実に成長しています。メディアとコンテンツを持っている会社なので、事業の柱についてはこれからも大きなブレはないでしょう。売上総利益率はあまり変化していません。営業利益率は20%くらいから25%と大きく改善しています。販管費の改善になりますが、中身は詳しく調べてみないと分かりませんね。

ROAが大きく改善されています。ROEも改善。この件は後で。

売上のところでは話しましたが、費用は主に販管費の改善となっています。

■ROA、ROE
次にROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)を見てみましょう。
これらは、資産、ストックに対してどれくらいの利益を生み出しているかを示すものです。

これらの指標は、以下の要素に分解できますので、どの指標で良くなっているか悪くなっているかが分かるようになっています。

※画像は、ダイヤモンド社さんの「一歩進んだ財務分析の方法――ROEとROAを使いこなす」からお借りしています。

ROAの内訳ですが、総資本回転率の改善より、主に純利益率の改善のほうが大きいです。言葉で言うと、効率性より成長性(収益性)で業績が良くなっている状況です。

ちょっとグラフのラベルが重なっているので見づらいですが、売上高純利益率は13.3%→19.9%で大きく成長しています。総資産回転率はあまり変わらず。財務レバレッジも1.7倍→1.9倍とそれほど大きな変化はありません。
やはり効率性を上げたわけでもなく財務的な効果でもなく、本業が伸びているということが言えます。

■一株あたりの配当BPS、利益EPSについて
次に利益と配当の指標を。

BPSは2015期に大きく上げています。株主に報いてくれていますね。
ただ、配当利回り自体は現時点で1.37%とそれほど高配当というわけではありませんので、悪しからず。
この会社は配当で報われるというよりは、事業成長によるキャピタルゲインのほうが効果は大きいと思われます。

利益成長も2008、2009期に低迷しましたが、その後は順調に上げてきています。

この記事のまとめ:

  • ウォルト・ディズニーは本業で成長を維持
  • また、販管費の改善も大きい
  • ROA、ROEを見ても、本業での成長が見て取れる
  • BPS、EPSも成長に合わせて大きくなっている
  • 配当利回りは現時点で1.37%とそれほど大きいわけではないため、成長性にかける銘柄である

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もりかずお
もりかずお代表