The Walt Disney Company (DIS)6 銘柄紹介 –ウォルト・ディズニーについて2016決算を踏まえてキャッシュフローを見てみます
数日前に、アップルがウォルト・ディズニーを買収するのでは?というニュースが流れました。「AppleがDisneyを約26兆円で買収!?アナリストが予測」。それを踏まえて、前回、「The Walt Disney Company (DIS)5 銘柄紹介 –アップルがウォルト・ディズニーを買収するとの噂が。ディズニーの新しい決算が出ていますので財務状況を見ておきましょう。(^_^)v」の記事を書きました。
今回はもう少し踏み込んで、ウォルト・ディズニーのキャッシュフローを見てみます。
ランキングで、今こんな順位にいます☆(*・.・)ノ
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5ヶ年分の財務データがありますので、CSをウォーターフォールチャートにしてみました。
安定的な収益を得ている会社だけに、笑っちゃいますが、キャッシュの構造は変わらないですね。
本業で獲たキャッシュインの使い方は、まずは設備投資が目立ちます。王道ですね。
さらに、財務キャッシュフローでは、配当金の支払い。そして一番大きいのが株式の購入。自社株買いや買収によるものです。ディズニーは自社株買いが多い企業です。
このような↑驚異的なEPSの伸びは、企業成長(売上の成長)以上に昔から発行した株数を吸い上げる一貫した自社株買いの成果だと思います。
■キャッシュフローのバランス
次にキャッシュフローの推移を。営業キャッシュフローについては、常に伸び続けています。本業が順調だということですね。
投資キャッシュフローは、増減はありますが一貫してキャッシュアウト。常に投資をし続けるという現れです。規模感はかなり大きいです。
財務キャッシュフローも常にキャシュアウト。この項目は難しいのですが、ウォルト・ディズニーは自社株買いのお金の使い方なので、株主に対しては有り難いことです。財務キャッシュフローのキャッシュアウトに関しては、借入金の返済もあるのでそこはポジティブだったり、ネガティブだったりします。
キャッシュフローを図示したのが上の図です。営業キャッシュフローが玉の大きさを。横軸が投資キャッシュフローです。縦軸が財務キャッシュフローです。
玉の大きさは非常に象徴的です。常に大きくなっていますが、成長している姿がよくわかると思います。
また、投資キャッシュフローと財務キャッシュフローの展開(軸の流れ)としては、2016年度が急にキャッシュフローがマイナスになっています(キャッシュアウト)。
これは、本業で得たキャッシュフローを「設備投資」と「株主還元の自社株買い」をトータルで実現した結果を表していると思われます。
キャッシュフローの様子が、企業の方向性を一番表すことと言われますが、ウォルト・ディズニーの経営も数字に現れているのでしょう。
この記事のまとめ:
- ウォルト・ディズニーのキャッシュを見てみた
- 営業キャッシュフローは、本業が順調
- 投資キャッシュフローは王道の設備投資
- 財務キャッシュフローは自社株買いによるEPSの増大という、株主向けの戦略が見て取れる
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