Panera Bread Company (PNRA)8 銘柄紹介 –JAB Holding Companyに売却となり上場廃止。パネラブレッドの業績を振り返ってみましょう。ヽ(^o^)丿
米国のパン屋さんPanera Bread Company (PNRA)が、2017年7月18日午前9:00に上場廃止となりました。JAB Holding Companyが子会社を通じて買収し、約20%のプレミアム込の価格で既存株主から買い取るとのことです。
今回は、ここでお別れとなるパネラブレッドのこれまでの業績を振り返りましょう。
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では、財務諸表に基づいて業績を見ていきましょう。
■まずは収益性
売上は順調に伸ばしてきています。ただ、利益率の低下が目立ちますね。
EPSもここ数年は利益の低下に伴い下げていました。
費用の質はあまり変わらない印象ですが、2016期に販管費が上がっているのが気になるところです。利益率の悪化につながっています。
■BS項目
短期資金は詳しく見てみないとなんともいえませんが、2016期の流動資産の減少が気になります。実際にBSを見てみると現金及び現金同等物が半減しています。
長期資金は、あまり傾向は変わりませんが、純資産の減少が気になります。
■ROA、ROE
ROAの低下は、当然に利益率の低下が効いています。
ROEが上がっていますが、これは上述の通り、純資産が減って財務レバレッジが3.0から4.5倍に上がってしまっているのが原因です。ROEに見方の注意点そのもののお話しですね。別に本業が良くなったわけではないです。
■CS
キャッシュフローについて、2016期は財務キャッシュフローがキャッシュアウト。上述の現預金の減少はこの負債返済と関連しているのかはもう少し見てみないと分からないです。
■CVP、損益分岐点
安全余裕率の低下が気になります。
■効率性
飲食業ですので回収サイトは気になるところですが、収入の方は仕入れに対して遥かに早く回収できています。優秀ですね。
この記事のまとめ:
- パネラ・ブレッドがついに上場廃止
- 買収したJAB Holding Companyが1株当たり315ドルで買い取り
- 業績はここ数年間、成長性に陰り
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