家計簿のすすめ19 我が家のバランスシートの推移 –家計簿をつけることにより価値あるものへの投資をチェックしています。2018年は年末の株式市場の下落により、有価証券が減少しました。^_^
今年も我が家の家計簿から、バランスシートを見える化します。
我が家では12月31日を決算日と設定して、その日の資産を棚卸しします。約20年続けてきました。その結果を見てみましょう。ヽ(^o^)丿
ランキングで、今こんな順位にいます☆(*・.・)ノ
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棚卸しの方法は、
- 預金は、銀行をすべてネットバンキングにしていますので、最終日(12月31日)の残高を記入
- 外貨預金(外国株式を買うための資金)は、最終日の為替レートでの円建て残高を記入
- 株式は、時価を記入
- 土地の価格(我が家の住宅の土地ね)は、3月下旬頃に発表される国土交通省の「公示価格」で算出
- 住宅は、購入後、毎年半額にして資産計上(言ってみれば、償却率0.5の定率法ですね、^_^)。つまりすでに無価値。
- 自動車も50%の減価償却をしていて、いきなり半額にしています。今回、自動車が壊れてしまったので、新車購入をしました。
- 個人年金は、それまでの積立額(元本)を記入。つまり現在価値計算はしていません。本来は複利でもっと資産価値はありますが、元本計上しています。
- 固定負債は、住宅ローン残高を記入。ですが、2015年10月に完済しました。やったー。
- 前回から、国の年金の積立額を記入。ねんきんネットの年金額を記入しています。 → 前回(一昨年)から組み込みましたので、2017年から不連続となっています
この方式で、約20年間、家計簿をつけてきましたが、その資産・負債・純資産の状況(バランスシート)が下記の図です。上が2016年末のもの、その次が2017年末、一番下が今回のバランスシートです。
2本の棒でセットで1年分です。2本セットはバランスして、同じ高さになっています(なのでバランスシート)。
左側の青色の棒が流動資産、茶色の棒が固定資産。
右側の黄色い棒が流動負債、赤い棒が固定負債、緑の棒が純資産です。
2016年。この年は、前年にやっとローン返済が終わって負債が消滅しましたが、少し無理して返済しましたので、順調に増やしてきた金融資産(流動資産)も減っています。
2017年。
この年から基準が少し変更されています。ねんきんネットで公的年金のデータが取れるようになりましたので、追加しました。流動資産に上乗せされています(本来は固定資産だと思いますが、金融資産を表現するために我が家の場合は、年金も流動資産に入れています。
今回は、公的年金の分を差し引いても、金融資産は大幅に増加しました。
で、2018年末。
昨年に比べると、BSの棒自体は縮みました。
理由は、株式市場がやや低調で、特に年末は下げましたが、有価証券の時価が下がったことです。
2018年は、奥さんも出世され、私も幾ばくかお給金が増える状況でしたので、キャッシュベースは改善しているのですが、有価証券が足を引っ張りました。ただ、良い企業を買っていてその企業が安いときに買うのが私の投資法ですので、年末に大きく買いを続けました。、
ただ、支出面ではやや多かったかなと反省もあるので、2019年は少し支出を引き締めていきたいですね。
あと、長女の大学入学もあったのも大きいです。世の中の若いお父さんにお伝えしますが、子供は高校まではあまりお金はかかりませんが(特に、幼稚園・保育園世代は国や地方自治体の補助も大きいし)、大学から桁違いにお金がかかりますので、ご注意ください(笑)。
話は変わりますが、この家計簿を始めて約20年の推移ですが、ターニングポイントは以下の5つ。
- 住宅ローンが始まった頃の2000年頃は、頭金で使ってしまったため現預金もわずか。純資産(緑色)がほとんどなく、債務超過寸前でした。
- 2001年から2007年までは、地価(固定資産、茶色)より住宅ローン残高(赤色)のほうが大きい状態。つまり、土地を売っぱらっても住宅ローンが残る状態。
- 2008年からはやっと地価のほうが住宅ローンを上回りましたが、2012年までは流動資産(青色)より住宅ローン(赤色)のほうが大きい状態。つまり、株とか全部売っぱらっても住宅ローンが残る状態。
- 2013年からやっと流動資産(青色)が住宅ローン(赤色)を上回り、何が起きても住宅を売ったりする最悪な状況を脱した状況。
- 2016年、晴れて住宅ローン完済(赤色消滅)
以上のように、家計簿をつけることにより、家計のバランスとリスクの回避を行うことができます。皆さんもうまく家計簿をつけることを考えてみましょう。
ワタクシゴトですが、2018年5月に本を出版しました。
「株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!」
amzn.to/2G1VtGw
ビジネス社さんより出していただきました。
この記事のまとめ:
- 家計簿をつけ始めて、20年経ったバランスシートを公開
- バランスシートを中期的に見ることにより、自分の家のリスクを把握できる
- 2018年は、有価証券(株式)の時価総額低下により、バランスシートが縮んだ
- 2019年は、支出を減らすのが課題
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