割安株投資か成長株投資か?② –「価値」と「価格」の観点から見ると、両者を合わせたハイブリッドな投資法が有効!それが公正価値投資の本質です。(^_^)
株式投資の投資法のテーマとして、「割安株投資」と「成長株投資」の2大テーマがありますが、今回はその区別って意味があるんですかね、という話です。
まず前回も書きましたが、割安株投資は、市場の中で安く放置されている企業を探し出し、見直される前に買っておくという概念の投資法です。
一方、成長株投資というのは、時間軸を意識した投資法で、将来利益成長する会社は株価も付いてくるということで、成長する企業を見極めて先に買っておく投資法です。
この観点を、私が実践している「価値」と「価格」の投資法、FairValueInvestment、公正価値投資という方法で捉えると次のようになります。
①成長株投資
そもそも、投資というのは永続的に利益成長する企業にお金を預けて、その分け前を貰う方法です。つまり成長企業に投資をしないと意味がないことになります。
そういう意味では、一般的に言われている「成長株投資」は必須の考え方、技術です。
成長株、成長企業を見つける方法、技術は色々ありますが、一般的には、財務諸表を読むのが固いです。決算書は読めるようになりましょう。
②割安株投資
次に、私の場合どういう時に株を買うかと言うと、暴落時です。暴落時は大体の株が投げ売りされていますので、各企業は「割安」価格になっています。
これは、「割安株投資」のジャンルと言えるでしょう。
通常の割安株投資ですと、利益水準と価格の比較で、見逃されている会社を買う投資法ですが、通常時に割安というのはだいたいが不人気な業態や不人気な企業ですから、その会社が将来価格が上がる保証がされていません。
以上を踏まえると、①価値ある会社を、②暴落時に買う、私の投資法は、成長株投資であり、割安株投資であると言えます。
伝説の投資家と言われている人達、例えばウォーレン・バフェットさんやピーター・リンチさんは、細かい手法や技術の際はあれども、概ねこの投資法になっていると思います。
冒頭の図は、私も保有しているインテュイティブサージカルという米国の会社ですが、毎年増収増益をしているため赤線のように株価は上昇傾向になります。
その中でも価格は揺れ動いており、ネガティブ要因で下がるシーンも何度もありますので、そういう時に購入します。
ワタクシゴトですが、2018年5月に本を出版しました。
「株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!」
amzn.to/2G1VtGw
ビジネス社さんより出していただきました。
この記事のまとめ:
- 割安株投資と成長株投資のハイブリッドが投資の主流
- 価値が高い⇒利益が成長する会社を決算書から見抜く
- 暴落時に買う
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