企業理念・代表からのメッセージ
「投資はお金を通じた、長い人生への挑戦」
Mori and Company, LLCは、長期の投資を通じて、経済的自由の獲得、人生目標の実現、それらを通じた人と人とのコミュニティの提供を目的とした企業です。
長期の投資では、「価格の変動に惑わされないこと」、「本質的な価値(企業の成長)を理解できるようになること」を目的に、講座を通じた長期投資のメソッドの獲得のアドバイスさせていただいています。
長期投資のメソッドの獲得後は、経済的自由を目指し、さらには人生目標の設定・実現と、豊かな人生を送るためのノウハウをお伝えします。
また、これらの取り組みにおいては、コミュニティでアウトプットすることで、集合知の獲得、そして、仲間との課題解決を目指します。
ほとんどの人は、将来の不安や一攫千金を得たい、というような要因で投資を始め、そんな理由で訪ねて来られますが、本質的には、
①良いものをずっと持って自分の人生の不安を払拭し、その上で、
②そんな「場」を共有し仲間を増やす、さらに、
③得たものを分け与える、
ことをお伝えしていきます。
「和」の心、日本人らしさ、仏教
枕草子の第200段『野分のまたの日こそ』では、台風(野分)でお家が壊された平安時代の人々の描写があります。
この中では、大きな災害ですが、起きたことはそれとして受け止め、早朝から復旧に勤しむ人々が生き生きと描かれています。
■野分のまたの日こそ
野分(のわき)のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ。立蔀(たてじとみ)・透垣(すいがい)などのみだれたるに、前栽(せんざい)どもいと心くるしげなり。おほきなる木どもも倒(たふ)れ、枝など吹き折られたるが、萩・女郎花(をみなへし)などのうへによころばひふせる、いと思はずなり。格子(かうし)の壺などに、木の葉をことさらにしたらんやうに、こまごまと吹き入れたるこそ、荒かりつる風のしわざとはおぼえね。
いと濃き衣(きぬ)のうはぐもりたるに、黄朽葉(きくちば)の織物、薄物などの小袿(こうちき)着て、まことしうきよげなる人の、夜は風のさわぎに寢られざりければ、ひさしう寢起きたるままに、母屋(もや)よりすこしゐざり出でたる、髮は風に吹きまよはされてすこしうちふくだみたるが、肩にかかれるほど、まことにめでたし。
ものあはれなるけしきに見いだして、「むべ山風を」など言ひたるも、心あらんと見ゆるに、十七、八ばかりやあらん、ちひさうはあらねど、わざと大人とは見えぬが、生絹(すずし)の単(ひとへ)のいみじうほころびたえ、はなもかへりぬれなどしたる、薄色の宿直(とのゐ)物を着て、髮、いろに、こまごまとうるはしう、末も尾花のやうにて丈ばかりなりければ、衣の裾にかくれて、袴のそばそばより見ゆるに、わらはべ、わかき人々の、根ごめに吹き折られたる、ここかしこにとり集め、起し立てなどするを、うらやましげにおしはりて、簾(す)に添ひたるうしろでもをかし。
日本人は、平安の世、もしくは災害立国である太古の昔から、このような不確実な出来事への「身の処し方」を会得しています。また、仏教文化(諦観)も根付いており、起きたあとは狼狽せず、冷静な対応をします。
このようなセンスを、今後の投資や人生に活かすことが私たちの良い生き方でしょう。
「場」を作るということ
今後の大きな課題となるのが、人付き合いの希薄化から生じる「ボッチ」感。サラリーマンは定年までは企業の意義を持って日々生きていると思いますが、定年の瞬間にそれまで積み上げてきたものを失います(失う方が多いと予想されます)。
私は、本業の気象事業でネットのB2C事業、つまり企業(B)が個人の方(C)への情報提供をし、お客様の満足度を上げる事業をしてきました。今の世はネットの発展もあり、参加している人々が横連携で情報交換・馴れ合うC2Cの形も発達してきています。
Mori and Company, LLCは、お金のアドバイスを通じて、皆が助け合える「場」・コミュニティを創出することで、お客様を含む全員の力で社会を良くする・豊かな人生を獲得するお手伝いをしたいと思っています。
「Give&Give&Give」の精神
最後に、Mori and Company, LLCやアドバイスを受けるお客様、すべての人が取り組むべき話があります。
それは、人の価値観は多様的、さまざまですので、お互いの価値観を尊重すること。
まずは、寄付を通じた、「人に与える」社会を実現したいと思っています。